黙したる白鳥の歌水の辺に
万力公園の小さな池(池というかせせらぎというべきか)に白鳥がいた。白鳥をこんな近くで見たことはあまりなかったなあと思って何枚か撮る。優美な姿を写真に固定できた。
さて、そうすると俳句。これがなかなか出来ない。連想が広がらないのだ。なんとかひねったのが本句で、「白鳥の歌」を手がかりにした聊か(どころか、かなり)作り物めいているなあ。
ところで「白鳥の歌」(白鳥は死の間際に美しい声で鳴くという。シューベルトは歌曲集にこのタイトルをつけた)の由来が気になって検索したらイソップ寓話がその起源だということがわかった。
「ガチョウと白鳥を飼っていた男が、ガチョウのつもりで白鳥を殺して食べようとしました。 白鳥は自分の死をさとると、美しくうたいました。男は誤ちに気づき、白鳥は死をのがれました。」とのことだ。なんの喩え話なのかよくわからないけど。
ともかくもまあ、死ぬまでに美しい声を磨いておけよという教訓なのだろう。さて、俺にとっての白鳥の歌はなんだろうか。
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