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2007年12月16日 (日)

叶ふ恋叶はぬ恋や実千両

Photo 叶ふ恋叶はぬ恋や実千両

千両(センリョウ科)と万両(ヤブコウジ科)の違い、見分け方がずーっと気になっていたが、この記事を書くために「花の歳時記 冬」の写真と記事、俺の撮った写真を見比べたりしていたらようやく得心がいった。

(1)千両は実が上についている。下についているのは万両。
(2)葉が違う。千両の葉は「長卵形で縁に鋸歯」がある。万両の葉は「長楕円形で縁は波状」になっている。
上の二点で見分ければいいんだ。賢くなったなあ。

Photo_2 万両やたどりつきたる老いの智慧

 いくたび病みいくたび癒えき実千両     石田波郷
 書斎とは眠きところや実千両        鈴木鷹夫
 万両のほかに生家の記憶なし       富安風生
 万両や着丈合ひたる借衣装         飯田龍太

万両と同属同種(ヤブコウジ科)の唐橘を百両、藪柑子を十両と言うそうである。これらについてもいずれ智慧を身につけたい。

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「俳句写真」カテゴリの記事

コメント

なるほどー!
私も初めて納得しました。
そう言われてみれば、違いがわかりますね。
千両は中学の頃、お花の時間でこの時期に
使ったのを覚えています。年の瀬ですね。

投稿: ペリエ | 2007年12月16日 (日) 午後 08時38分

私は千両とか万両の存在さえも知りませんでした。それが人に納得してもらえることを書けた。これが「たどりつきたる老いの智慧」だと思いました。
「老はいや死ぬこともいや年忘」富安風生。こんな戯れ句を残しながら風生は95歳で大往生しました。

投稿: 土曜日 | 2007年12月17日 (月) 午前 05時43分

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