息白く富士をめがける車かな
息白く富士をめがける車かな
たいした句でも写真でもないけど多摩ニュータウンからこんな風に富士が見える場所もあるということを伝えたくてこの写真である。朝吟行で歩きながらちょっとした発見(俺の思い込み、多分)があれば嬉しくてシャッターを押すのだ。安上がりな趣味だなあ。
息白く真赤な嘘を吐きにけり 黛まどか
息白き子のひらめかす叡智かな 阿波野青畝
わが書きし字へ白息をかけておく 加藤楸邨
汝もわれも凡夫の息の白きかな 久保田万太郎
黛まどかは句集「B面の夏」で一世を風靡した女流俳人だ。公式プロフィールに美貌と略歴があるが、生年がわからず不満の人はウィキを参照すること。句集「B面の夏」にどんな俳句があるのと興味を持った方は「B面の夏」 風の歌を聴けに飛んで下さい。ここから一句だけ拝借する。「モンローと名づけられたる猫の恋」黛まどか。
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