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2007年12月27日 (木)

冬ぬくき俳句の町やなまこ壁@伊豆吟行(3)

Photo 冬ぬくき俳句の町やなまこ壁

弓ヶ浜の一泊が明けて、さてどのルートで帰ろうかと考えた。天気予報によれば晴れるのは早くて午後、とすると西伊豆を走っても富士は見えないか、だったら、東伊豆でとも考えたが、せっかくここまで来たのだから、西伊豆でと思い、まずは松崎のなまこ壁を見ることにした。Photo_2

ところが、 こうして西伊豆を北上しているうちに(日頃の心がけのお陰だ)晴れてきて富士にご対面。笠をかぶってはいるが富士を撮影できた。何事も日頃の心がけが肝要である。

Photo_3 右の写真は松崎の明治の商家中瀬邸の玄関にあった水琴壷。耳をあてて水が垂れる典雅な音を楽しむものらしいが、暫く耳をあてても何も聞こえなかった。辛抱が足らないのだ、俺は。

松崎の町は町おこしに俳句を利用しているようだ。町のあちこちに右の写真のように俳句をちりばめていた。

Photo_4 学び舎に明治の心なまこ壁

中瀬邸の入館券売り場の女性が商売上手で、長八美術館、岩科学校とセット特別割引入館券を買わされてしまったので、長八美術館から岩科学校を巡る。Photo_5

明治12年当時、松崎では村内の教育振興熱が高く、校舎新築のための寄付金が集められた。「総建築費二千六百三十円六十六銭。うち寄付金4割余」
という明治の心に思いをはせた。その一方で、この岩科学校以来の伝統を受け継いだ隣の小学校が近年、廃校になったという平成の過疎化の現実に接して少し暗澹たる思いがした。世の中は転変するものだからいつか地方活性化の時代が来るとは思うけれど。

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コメント

なまこ壁って職人技で、今、日本でこの技術を
習得している人って一人くらいしか
残っていないとテレビで見たことがあります。
後継者が出てこないみたいです。
これでまた一つ日本の伝統技術が
消えていくのかと寂しい想いがしました。

投稿: ペリエ | 2007年12月27日 (木) 午後 09時24分

そうですか。そんなテレビがありましたか。
長八美術館に、なまこ壁修復作業にボランティアも含めて多くの人が取り組んだという展示がありました。この先、この伝統技術がどうなるかわかりませんが、町おこしの一環としてとらえているようですからあまり寂しく思わなくてもいいかもしれませんよ。

投稿: 土曜日 | 2007年12月28日 (金) 午前 04時58分

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