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2007年12月14日 (金)

美しく老いるための三要素

Photo_2 「遊び心」という言葉がちょっと気になっていたところ、「あなたは本当のあなたですか?」という質問に出会ってやりとりしていたら、アイデンティとは揺らぎのことではないかと気づいた。
自己同一性というと何か固い芯のようなものをイメージするけど、そうではなくてもっとしたたかでしなやかなもの、それが揺らぎ=アイデンティではないだろうか。

とすれば、「自己と他者の揺らぎを楽しみ何事も楽しもうとする態度」が遊び心ということになる。そして、この遊び心が

(1)自分をゆるす(自己肯定→安らぎ)
(2)神と世界をゆるす(運命に振り回されない)
(3)人間をゆるす(他者との協調)
(4)社会をゆるす(社会に寄与)
というスピノザの赦しの哲学
にもつながる。

つまり、肯定(愛)の基盤のひとつが遊び心になると俺は連想ゲームを楽しんだのである。

さて、連想もここまで来ると、以前から考えていた美しく老いるための三要素=清潔・誠実・洗練の洗練を洒脱(遊び心)に置き換えねばならない。美しく老いるために俺は、清潔、誠実、洒脱でありたい。

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