美しく老いるための三要素
「遊び心」という言葉がちょっと気になっていたところ、「あなたは本当のあなたですか?」という質問に出会ってやりとりしていたら、アイデンティとは揺らぎのことではないかと気づいた。
自己同一性というと何か固い芯のようなものをイメージするけど、そうではなくてもっとしたたかでしなやかなもの、それが揺らぎ=アイデンティではないだろうか。
とすれば、「自己と他者の揺らぎを楽しみ何事も楽しもうとする態度」が遊び心ということになる。そして、この遊び心が
(1)自分をゆるす(自己肯定→安らぎ)
(2)神と世界をゆるす(運命に振り回されない)
(3)人間をゆるす(他者との協調)
(4)社会をゆるす(社会に寄与)
というスピノザの赦しの哲学にもつながる。
つまり、肯定(愛)の基盤のひとつが遊び心になると俺は連想ゲームを楽しんだのである。
さて、連想もここまで来ると、以前から考えていた美しく老いるための三要素=清潔・誠実・洗練の洗練を洒脱(遊び心)に置き換えねばならない。美しく老いるために俺は、清潔、誠実、洒脱でありたい。
| 固定リンク
「哲学」カテゴリの記事
- 時間の重層化(2014.10.27)
- 短歌と俳句(2014.08.31)
- 生き急ぐ歳にはあらず通勤の各駅停車哲学史読む(2014.07.11)
- 神探す唯物論者梅雨の底(2014.06.24)
- 戸田山和久「哲学入門」読了(2014.06.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント