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2008年1月

2008年1月31日 (木)

市場予想通り0.5→今日のところは上げたけど

Photo 米連邦準備理事会(FRB)は30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.5%引き下げ、年3%とすることを賛成多数で決定、即日実施した。金融機関向けの貸出金利である公定歩合も0.5%引き下げ、年3.5%とした。

NYダウは発表後、乱高下。

そして、寄り付き前発表の
米商務省が30日発表した昨年10―12月期の実質国内総生産(GDP)の速報値は、前期の昨年7―9月期に比べ年率換算(季節調整済み)で0.6%増えた。実質成長率は前期の4.9%を大幅に下回り、急減速した。昨年1―3月期の0.6%以来、3.四半期ぶりの低水準となった。住宅投資が26年ぶりの大幅な減少となり、個人消費と設備投資の伸びも鈍化した。市場では景気後退の懸念が強まりそうだ。

また、欧州からは先週の緊急利下げに対しいちゃもん。
FRB緊急利下げは適切な判断だが議論の余地あり=ドイツ財務相

ああ、NYダウは現在、引けにかけて急速にしぼみつつある。

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2008年1月30日 (水)

初雪や萎えてかなしき我が欲情

Photo 初雪や萎えてかなしき我が欲情

クォリア俳句(のつもり)である。

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FOMC通貨後が気になる

今日のNYは小幅高、様子見で終りそうだ。FOMCの結論待ちである。
ところで、昨日の日経夕刊「ウォール街ラウンドアップ」はこのところのNY相場反発はヘッジファンドのショート買戻し(空売りのポジション縮小)が株価を押し上げている要因だと伝えているので結論部分を記録しておく。

こうした需給面からの「ノイズ」が当面は続きそう。FOMC通貨後に米国株の実力が見えてくる可能性がある。

ちなみに、ロイターの弱材料二つ。

調査会社クレジットサイツは29日、米ニューヨーク州保険当局による金融保証会社(モノライン)救済の試みについて、格下げを回避するには「手遅れ」との見方を示した。当局による多角的かつ一段と広範な対応が必要とも指摘した。

関係筋は29日、米銀大手JPモルガン・チェースが、デリバティブに絡んだ多額の損失を計上する可能性があるとのうわさを否定した。

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「美←善・金←真(理)」スキーマ発見

アバウトミーで「人生は色事と金事、どう思う?」という質問をしたおかげで、真善美の相互関係、及び、これらの価値と金銭との関係が整理できた。

おかげで考えが整理できました。人生の最大の価値は美(エロス)にあるけれど、美の享受のためには社会が善(清潔安全自由公正)であることがある程度必要。そして個人的には金銭も無視できない(人生やっぱりサムマネー)。そして善の維持と金銭の確保のためには合理的思考が個人的社会的に鍛えられていなければならない。
美←善・金←理という構図にたどりつきました。

「エロスより出でてエロスに環り来む意味を求めてめぐりし後に」なる俺の人生論歌の注釈にしよう。

ところで、真善美とカント(「世界的微小カント入門」参照)の関係が気になったので検索したら次の記事に出会った。

「真善美」と聞いてすぐに思いつくのは、プラトンやカントといった西洋哲学である。例えばカントの『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』という所謂「三批判」※1は真善美という価値にそれぞれ対応して書かれた書物である。もしかすると、日本における西洋哲学の受容過程で「真善美」が訳語として作り出されたのかも知れない。

なるほど。世の中にはいろんなことをご存知の方がいらっしゃる。ネットのお陰だ。

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2008年1月29日 (火)

バーナンキプットとモラルハザード

Photo ソシエテ事件と米緊急利下げは無関係と見るのが妥当なように思うようになった。その傍証二つ。

(1)FRB当局者は、先週の緊急利下げの段階で、ソジェンの不正取引を認識していなかったと説明している。緊急利下げの決定に際しては、前日の株価急落も考慮したが、数週間前から金融市場のボラティリティが高まっていたことなど様々な要因を踏まえて、利下げを決めたという。

(2)仏中銀ノワイエ総裁はソジェンのポジション解消がFRBの決定に影響を及ぼしたとの見方を否定。「(利下げは)米経済状況に関する判断に基づいたものであり、欧州市場とは関係ないと考えている。FRBは欧州市場の1日の状況で金融政策を決定することはない。例外的な措置ならなおさらだ」と述べた。

とすると、FOMCで追加利下げはやるなあ。0.25は固そうだ。だから、今この時点のNYは大幅利下げ観測(0.5を織り込もうとしているのだろか)で上げている。
しかし、昨日の欧州は下げ。
市場では「ソジェンの株ポジション解消の動きがまだ残っているのではないか」(邦銀)との疑念が根強い。さらに、欧州の株式先物だけではなく、株式のポジションが広範囲に解消されるリスクがある、との見方もある。

欧州が下げたとしても東京への影響は軽微(心理的影響は無視できない。昨日の東京でもソシエテ後遺症はあったようだ)。我らの運命を定めるのはやっぱり我らが宗主国アメリカなのだ。

そこで、相場の行方を決めるのはやっぱりバーナンキ。
FRBは利下げにより投資家を株価急落から保護するという「バーナンキ・プット」と「モラルハザード論」とのせめぎあいの結果がFOMCなのだ。帝国主義といえどもモラルハザード論が出てくるあたりは立派な国だ、アメリカは。

以上、ロイターニュースだけで組み立てた。たいしたものだロイターは(日経よ爪の垢を煎じて飲め)。

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2008年1月28日 (月)

今朝のモーサテ予想

Photo_2 先週の世界同時株安はソシエテ事件に起因しているというのが大方の見方になってるように思う。いつもチェックしている経済ニュースゼミでも次のように書いている。

ブッシュ大統領が18日に1500億ドルに上る景気刺激策を発表しても、
株価はむしろ下がってしまったのですが、その背景には、この巨額の解
消売りがあったのです。そして、それを知らない市場関係者は、株価下
落の要因を、モノラインの経営危機などに求めざるを得ませんでした。
 で、21日には、FRBが0.75%の緊急利下げを発表するのですが‥、ひ
ょっとしたら、このソシエテ・ジェネラルの巨額の損失についても考慮し
たのではと、言われているようです。

そこで、今朝のモーサテの焦点は
(1)このような見方を伝えるか否か、どのように扱うか
(2)FRBがソシエテ対応のために緊急利下げしたのなら追加利下げの確率は低くなるが、この点どう伝えるか
である。

そして、もうひとつ気になる記事がある。
米モノライン各社、税金投入による救済を求めず=業界団体
これはどういう意味なのだろう、自力再生できると言っているのだろうか、それとも、不安心理を打ち消すことが目的なのだろうか。

そこで
(3)モノラインの実態事実と今後の見通し
も焦点になると思うが、これは取り上げないだろう。

以上3点、マスメディアはネットに追い越されるぞと思う朝である。

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寒牡丹結束堅き三姉妹

Photo 寒牡丹結束堅き三姉妹

駄句である。葉牡丹のクォリアと何の関係もない。こういうのを季語が動くというのだ。

 よろこびはかなしみに似し冬牡丹      山口青邨
 葉牡丹やいとけなき葉は抱き合ふ      日野草城
 葉牡丹やわが思ふ顔みな笑まふ      石田波郷
 葉牡丹の渦は何をかあざわらふ       富安風生

名句は皆きちんとクォリアを表現しているだろう、反省せよ。 

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2008年1月27日 (日)

ベアリングズ事件

Photo_2 かつてニック・リーソンという男が日経平均先物ロングで巨額の損失を出したことがあった。今回のソシエテと同じような事件だ。そして、この事件では雇用主のベアリングズ社が損失確定した後も株価は神経質な動きをしたとのことだ。インサイダーや相場関係者が突発的な株価の変動に対応して二次三次と通常とは異なるポジションを持つからだろう。

とすれば、今回もソシエテ事件の後遺症をひきずって相場は通常では考えにくい動きをすると想定するのが妥当ということになる。パチンコはパチプロに任せるべきか。嗚呼、でも手を出すんだな、俺、お馬鹿。

▽・・・ベアリングズ事件の時には、発覚後株価が戻したと日経新聞の「まちかど」が書いているが、決して、そうではない。
このときの日経平均の推移を振り返ると、事件が世界中に伝わった後の週明け27日に開かれた東京市場では1万6808円と前週末比664円安を記録する。ニック・リーソンはこの時、日経平均先物で6万1000枚もの買いポジションを持っていた。その翌日28日には1万7053円に反発し、29日には1万6618円と安値を更新している。その後も神経質な動きを続けた後、翌月の3月8日に為替が1ドル90円を突破する円高となったことを背景に、一気に下放れて4月初めには1万5381円という安値を記録した。株価が戻りに入ったのは為替市場への日米協調介入、日米自動車交渉の決着がつく7月まで待たねばならなかったのである。

※写真はニック・リーソン。
妻とともにアブダビ経由フランクフルト行きの飛行機で逃亡したニックは、フランクフルトで逮捕後シンガポールに送還。懲役6年半の実刑判決(詐欺罪)を受けるが、服役中に結腸がんが発見される。このため刑期を3分の1残して釈放が認められた。 現在はガンの早期発見キャンペーンを進めるチャリティ団体で活躍しているそう。
から頂戴した、感謝。

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紅茶飲むほんとに今日は寒そうね

Photo 紅茶飲むほんとに今日は寒そうね

紅茶とかティーカップの写真を演出撮影してつけることも考えたが、つまらぬ。ここは冬の朝の空を眺めることにしよう。昔から、空と雲は我が友であった。

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2008年1月26日 (土)

ソシエテ巨額損失と緊急利下げの関係

Photo_4 ソシエテの今回の巨額損失清算処分売りが欧州株の暴落を招き、それにあわてたFEDが緊急利下げに走った、という見方があるそうだ。

ソシエテ・ジェネラルの巨額損失問題で、欧米メディアは25日、損失を確定するための同行の大量の株式売却が世界的な株安を加速させ、米連邦準備理事会(FRB)による0.75%の緊急利下げの一因となったと報じた

なるほど、タイミングも合うし、緊急利下げ後もNY株が異常な安値だったことの説明もつく(ソシエテの売りが終わるまでは高くならなかった)。また、あの日はNY先物指標が異常に安かったのはインサイダーの存在を疑わさせる。

ソシエテ内で巨額損失が発覚したのは18日。同行は週明けから米大手金融機関に資本増強の協議を持ちかけるなどしたため、公表前に損失の事実を知っていた関係者はソシエテ以外にも多数いるとみられる

とすると、今週初のパニック相場はソシエテ巨額損失清算売りが原因の一過性の出来事と捉えることもできるなあ。昨日のNY反落をモノライン不安を理由に重要視するのは危険かもしれない。もっとも、緊急利下げにこうした事情があるのが本当なら、追加利下げは無いかあるいはあっても小幅に止まると見るべきでもある。

どのパチンコ台が出るの出ないのあのパチンコ屋の経営がどうしたこうしたなどの情報に振り回されるパチンコマニアみたいな気がしてきた、俺。

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また、きな臭くなってきた

[ニューヨーク 25日 ロイター] バークレイズ・キャピタルのアナリストは25日、金融保証会社(モノライン)の格付けが引き下げられた場合、世界の銀行は損失を相殺するため最大1430億ドルの追加増資を余儀なくされる可能性があるとの見方を示した。

だそうだ。モノラインに出資させるための米政府筋の陰謀キャンペーンなのか、事実なのか。

[ロンドン 25日 ロイター] 米ゴールドマン・サックスは向こう数カ月で全社員の約5%に相当する約1500を削減する。削減は社員の年次評価終了後に実施される。同社の広報が25日、明らかにした。
 業績評価の低い社員が対象になるという。 同広報はロイターに対し、詳細は3月までに発表される見通しで、毎年行われる社員評価の一環と述べた。

というのもある(恒例の社員評価で1500人も首を斬るかよ)。月曜は売りにドテンするかなあ。

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クォリア俳句の勝利

Photo_2 紅梅や闇に匂ひし声アルト

クオリアがどうしたこうしたと云々したけど駄句しかできなかったなあ、と溜息をつきつつ我がビデオライブラリーからソル・ガベッタの弾くチャイコフスキー「ノクターン」を聴いていたら、突然閃いた。やはり、クォリア俳句方法論は勝利したのだ。どうだ、参ったか。

 しら梅に明る夜ばかりとなりにけり     蕪村
 母の死や枝の先まで梅の花       永田耕衣
 紅梅を見て来て死なぬ不幸かな     中村苑子
 人も見ぬ春や鏡のうらの梅         芭蕉

花のクォリアは俺にとっては死とエロスである。そんな気にさせる例句を上に引いてみた。

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紅梅や空にアルトの声響き

Photo_3 紅梅や空にアルトの声響き

このところ相場や経済の記事が続いたので色気が無くてちょっとつまらない。そこで今日の記事は土曜日だし俳句写真にしようと、撮った写真を眺めていたらこの写真が眼についた。
鎌倉で紅梅を見つけた数日後に多摩でも見つけたものだが、(自画自賛)なかなかいい。前ボケ後ろボケと立体感が出ている。よし、これにしようと句を考えた。

句を考える経路として「俳句とクオリア」というテーマを設定してみた。クオリアとは日本語にすると質感になるのかなあ、
クオリアとはいわゆる「感じ」のことである。「イチゴのあの赤い感じ」、「空のあの青々とした感じ」、「二日酔いで頭がズキズキ痛むあの感じ」、「面白い映画を見ている時のワクワクするあの感じ」といった、世界に対するあらゆる意識的な体験そのものである。
とウィキペディアにある。

なんでこんなことを考えたのかというと、短歌の基本は詠嘆だが俳句のそれはクオリアを文字に表現すること、あるいはクオリアをめぐる連想ゲームではないかと最近思い始めたからだ。拙作で例を出そう。

短歌:株始め歌よみがえる面白さ人生の後場ジリ安でよし
←詠嘆。少し開き直り加減の聊か鼻につく自己主張。

俳句:湯豆腐や筋の通らぬ恋をして
←湯豆腐のクオリアをめぐる連想ゲーム。湯豆腐と筋、恋の取り合わせに面白さを感じてほしいのが趣旨。

という訳で、写真→感じるクオリア→連想ゲームという手順で得ようとしたのが本句である。以上、駄句の言い訳であった。

 紅梅にほしておく也洗ひ猫        一茶
 白梅のあと紅梅の深空あり        飯田龍太
 紅梅や謡の中の死者のこゑ      宇佐美魚目
 紅梅や枝々は空奪ひあひ        鷹羽狩行

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2008年1月25日 (金)

モノライン救済は一夜の夢か

昨日、売りを損切りした理由のモノライン救済話は昨日の日経夕刊によると公的資金を投入するのではなく銀行に出させようという話だった。
英フィナンシャル・タイムズ電子版によれば、米大手銀は州保険監督当局から150億ドル(約1兆6000億円)の資本をモノライン支援へ提供するよう求められているという。

そして、銀行団いわく、エリック局長の案は通常の銀行ディールに当てはまらないのでは、そして一人の出席者はこう言った、「銀行は政府なりFRBがモノラインを救済することを望んでいるのだが」と支援拒否のようだ。

これはものになりそうもないなあ。最高責任者ブッシュ君はバラマキ減税で議会と合意したと胸を張っているが、市場は米景気対策の基本合意内容が伝わると売りが優勢となったようだ。

ソシェテジェネラルの不正取引判明で、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げが行われるとの見方が後退したとの報道もある。欧州の協調利下げができなければドル不安で利下げは苦しいだろう。

ということで、モノライン支援もできず追加大幅利下げもできずでは、また下げるよ。
どうも、高いうちに買い手仕舞いが賢明のようだ。

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2008年1月24日 (木)

寄り成りで売り6枚を損切り

成行きにしないと糞切りがつかぬと損切り。
これで売り5、買い8。相場とは損切りのことか。

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今日の東京は重要な分岐点

昨日の欧州は信用収縮懸念で急落、特に、ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比330.26ポイント安(4.88%下落)の6439.21
一方、アメリカはテクニカル的な買いやショートカバーもあったけれど、引け際にNY州保険当局が金融保証大手の救済を目指し複数の銀行と協議したと報じられると金融セクターがけん引し、買いが優勢となり一時12276.67ドルと300ドルを超える上昇を示現しほぼ高値引けした。

欧州は利下げ拒否、しかし、欧州が連携利下げしてくれないとFRBもドル不安・長期金利急騰が気になって来週のFOMCで追加利下げに動けない可能性もある。

さあ、どうする東京ジャパン。東京の上げ下げがバーナンキ決断の重大材料のヒントになるのだぞ。といっても、アジアの様子見(上海、インド)になるんだろうなあ。

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緊急利下げの甲斐もなく

Photo Photo_2 まだNY市場終了してないが、昨日の緊急利下げの甲斐もなくNY続落は間違いないだろう。(NYダウは戻ろうと頑張っているがナスダック沈没は堅いだろう)

今日の下げの直接の原因はアップル、モトローラの慎重な業績見通しにあるが、根底にはサブプライム問題が引き起こした信用不安がある。そして、信用不安の当面の焦点はモノライン格下げをきっかけに広く知られるようになった米国(世界というべきか)金融債システムクラッシュ懸念だ(朝日のこの記事がわかりやすい)。
アメリカの有価証券損失補償保証システムがクラッシュすれば、事は住宅バブル崩壊だけでは済まず、米国地方債など公共の信用にも影響を及ぼすのである。

ブッシュ景気対策も緊急利下げも、この金融債システムクラッシュ懸念に直接対策するものではない。米国政府は公的保証ないし公的資金投入をいずれは実行せざるを得ないのではないか。そして、わが属国政府にそれを建言する度胸は無いのは残念ながら当然である。

ところで、いつも使っていた世界リアルタイム株価が昨日からおかしくなった。代わりに、ヤフー掲示板で誰かが紹介してくれていた株価&ロイターニュースを使っている。優れものだ。

※この記事をアップした後でNYは(材料出尽くしか)急反発してプラ転(終値はまだ)。しかし、昨夜の欧州株は急落。ラ・フランセーズ・デ・プラスマンのアナリストはリサーチノートで、世界的に2兆4000億ドルの債務保証をしている金融保証会社の格下げの影響をめぐる懸念が依然非常に強いと指摘したことを覚えておこう。。

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2008年1月22日 (火)

世界同時パニックの一日

Photo 画像はいつも俺が見ている各国リアルタイム株価指数である(上海あたりはリアルではなくディレイがあるような気がしている)。こんな下げは滅多にないから記録しておく。

この暴落(この言葉を使うべきだろう)を日経は「18日の米株式相場が緊急景気対策案への失望感から続落したことを嫌気し、株価指数先物主導でほぼ全面安となった。上海や香港といったアジアの株式相場が下落し、世界連鎖株安の様相を強めたことも投資心理を冷やした」と伝えている。おいおい、ブッシュ下げだけではないだろうといちゃもんをつけようとしたら次のセンテンスで「18日に米金融保証会社大手が格付け会社による格下げを受けたことで、米国の信用収縮が一段と進むのではとの警戒感から、機械や自動車といった輸出関連株が売られた」とも伝えている。

だから、ブッシュ下げではなくモノライン下げと呼ぶべきだ。金曜のNY急落の理由をしつこく考えてよかった。しつこく考えたからこそ、モノライン不安こそ米株急落の要因だとする藤戸コメント金融不安ゴールドマン本命説に出会うことが出来て「まだ底がある、多分」という信念を持てた。お陰で昨日の日中相場で9枚あった買い玉を5枚にまで損切りすることができた。ゴールドマンゴールドマンと呟きながら損切りしたのであった。

そして、夕場。NY休場の昨日、売り方は安心して売れたようだ。なんと「一時、大引けに比べ330円安の1万2980円まで下落した」のである。夕方は町内の大切な所用があって相場を見られなかったが、夕場終了までには間に合って売り玉の利益確定をした。最終的に、昨日の朝に売り10買い9だったポジションを売り5買い5に縮小できた。売り玉をもっと多くホールドするのは、米緊急利下げ、日本のPKOが怖くて出来なかった。

さて、今日の相場はどうなるか。今日も大幅下げればほんとうにクラッシュだ。PKOは出てくるだろうなあ、多分。

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2008年1月21日 (月)

死ぬるまですこやかに食べたきや餅

Photo 死ぬるまですこやかに食べたきや餅

先日のNHK俳句のお題が「餅」だった。その少し前、アバウトミーで「死ぬ間際に食べたいものは何ですか」という趣旨の質問に「おにぎり。やっぱり最後は米です」と答えた記憶があった。そこで、成立したのが本句。
575で納まっているけれど7と5とで句跨りになっていてリズムがごつごつしているのがテクニックである。どうだ、参ったか。

ところで、先日BSで放送していた映画「老親」を観た。

末期癌の実父の介護に実母を助け、その最中に姑が脳溢血で逝き、オトノサマの舅が残され……とこの映画に描かれた通りのヨメ道を歩いたあげく、「家」残滓から脱走した。舅が追いかけて来て思いがけない「蜜月」を見たことが映画のクライマックス。四人目の老親、実母の介護がはや九年。自分の人生の主人公に成りたくて、離婚したにも関わらず、親の為に通算二十四年間も生きているうちに、今年で六十三歳、立派な婆あとなってしまった。

というのが原作者のコメントである。実話(あるいはそれに近い)らしいが、離婚した嫁を慕って舅が奈良から東京まで世話になりにきて一緒に暮らして認知症も少し改善して嫁に感謝しつつ死を迎えたというお話である。

映画は矢張りきれいごとだなあいう感想を抱く子どもの無い俺であった。

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2008年1月20日 (日)

アクセス急増(たいしたことないけど)

左サイドバーのアクセス数のところにマウスカーソルを持って行くと直近一週間のアクセス数が表示されるが、昨日、今日とアクセス急増。
理由は「まだ底がある、多分」にリンクを貼ってヤフー掲示板ストックボイスに書き込んだからだ。ヤフー掲示板ではレスが一件あった。ゴミタメ掲示板でもちゃんと読んでくれる人もいるのである。

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ゴールドマン研究

昨日、出会った「金融不安、ゴールドマン本命説」のウラをとりたいと考えて「ゴールドマン サププライム」でヤフーのブログ検索(グーグルの一般的検索よりブログを検索するならこちらの方がいい)したけど大した情報無し。ゴールドマンには敏腕トレーダーがいて彼らに自由にトレードさせたのでサブプライム危機を逆張りショートで切り抜けたという記事ぐらい。ほんとかなあ、ゴールドマン本命説はこんなのおとぎ話だと一笑に付すだろうなあ。

そこで、ゴールドマンとシティのここ一年の株価チャートを記録するにとどめておく。このチャートから何かを読み取る能力は俺には無い。

Gs Photo

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2008年1月19日 (土)

まだ底がある、多分

Photo_2 昨日のNY続落の理由がどうもしっくりこない。ブッシュ米大統領はこの日、景気刺激策の概要を明らかにしたが、市場では対策の効果を疑問視する声が聞かれたのが続落の理由と報じられているが、具体的にどこや(金額なのか、対象が不明確なのか)がいまいちわからない。
そこで、今日の日経夕刊を読んでいたら
ブッシュ米大統領が18日に表明した景気対策の骨格は国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費の喚起に力点を置く。一方で信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の震源地である住宅市場に照準を定めた追加策はなく
とある。

そうだよなあ、今のNY下落の理由は金融不安(住宅バブル破裂)と実体経済不安の両方にあるのだから、もどし減税(公明党の得意技)なんてのはバラマキにすぎず、そんなところに対策しても効果なしだよなあと一応納得。でも、ではどんな対策があるべきかと思いつつ更に夕刊「ウォール街ラウンドアップ」を読んだら「ムーディーズがモノライン格付けを再評価する来週は波乱が待ち受けそうだ」とある。

おいおい、NYまだ下げるのかよお、そういえばモノラインは増資できなくて格下げされたよなあとモノラインでニュース検索したら、三菱UFJ藤戸氏(証券レポーターの中ではわりと信頼できる発言をテレビでしている)が次のようにコメントしている。

17日の米国株価下落の背景はメリルリンチ決算やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言というよりも、モノライン(米金融保証会社)の先行き不安が大きな要因だ。

はっきり言ったなあ。そうか、NY市場がブッシュ会見を評価しなかったのはここだな。モノラインがつぶれたりしたらそれこそ金融恐慌だ、そこまで来ているのにブッシュはバラマキ減税で焦点をそらせようとしている。
そこで今度は「モノライン」でブログ検索。そしたらなんと金融不安の大本命はゴールドマンサックスとしているブログに出会った。

GSは貸倒れを計上しないのではなく、できないのではないかということ、GSはあらゆるリスクの元締め的負債を抱えているのではということ、それをさらすと、国家が崩壊するほどのインパクトがあるのではないかということ

要するに、ゴールドマンサックスは損失隠しをせざるをえない(表面化させるとモノラインが潰れる、モノラインが潰れるとアメリカの金融債システムが崩壊する)ということだ。おいおい、ホンマかいなあ。そういえばポールソン財務長官はGSの元CEO、政官財総がかりでGSの損失隠しはあり得ないことではない。

ということで、まだ底がある(多分)。月曜は買い玉を一部損切りしよう。

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雪柳ちひさき未来ひらきけり

Photo 雪柳ちひさき未来ひらきけり

我が家の傍の雪柳が花をつけているのに気づいた。ちょっと早いんじゃないの、返り花と言うべきかなどと思いつつ撮った。

可憐で小さな花、花は一瞬だから美しいのだろうか。

ところで本句はまともすぎて面白くない。かるくちいさくほそくちょっぴりせつない、そんな句を俺は得たいのだ。

 たえず風やり過しをり雪柳       高木晴子
 朝より夕が白し雪柳          五十嵐播水
 雪柳花みちて影やはらかき       沢木欣一
 ふたみことこぼしてやみぬ小米花   鷹羽狩行

花びらが五枚で米粒のように小さいことから「小米花(こごめばな)」「小米桜(こごめざくら)」とも呼ばれているそうだ。

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2008年1月18日 (金)

ニューヨーク崩落

昨日だったか、NYダウが12500ドルを割ったのは。ところが、翌朝(すなわち昨日)の東京は先物主導でリバウンド。ひょっとしてとりあえずの底かなあと思って買いシフトにしたらこの状況だ。
直接の原因は(モーサテを後で見るとして)
米国の1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は-20.9となった。事前予想は-1.0。
のようだ。NY市場の詳細はNY市場概況-大幅続落 ダウ平均は300ドル安を参照。

どこで下げ止まるかわからなくなった(俺は当然に売りシフト。但し引けでは売り買い均衡させること)。
ちなみに、日本株本格立ち直りのきっかけになった郵政解散投票日の次の週の日経平均始値が12841円である。

以下はNYダウ日足、週足である。NYダウの底値を考察せよ。

Ny1_2 Ny2_2

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IE7で日本語入力ができない

先日、インターネットエクスプロラー7にレベルアップしたら日本語入力がしばしばできなくなる現象が発生するようになった。関連ソフトのアップデートなど試みたが変わらず。
「インターネットエクスプロラー 日本語入力」で検索したら
「インターネットエクスプローラーで日本語入力ができなくなってしまいました。
この文章はメモ帳で入力しており、IE以外のソフトでは日本語入力できます。
どうすれば元に戻りますか?」
に出会った。

どうも、IME 2003の "詳細なテキスト サービス"が関係しているようだ。これをオフにしたら一応OK。状況注視とする。

※ちなみに、この設定オン/オフは
コントロールパネル→地域と言語のオプション→言語タブ→「詳細」ボタンのクリックでチェックボックスの画面が出てくる。
[コントロールパネル]-[地域と言語のオプション]-「言語タブ」内の「詳細」ボタンをクリックし、出てきた画面の詳細設定タブ内にある「詳細なテキストサービスをオフにする」にチェックを入れて適用→OKで閉じてみてくださいを参照

以上、備忘録。ああ(関係ないけど)NYがまた急落している。

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2008年1月17日 (木)

新しき赤旗かかげ団地冬

Photo 新しき赤旗かかげ団地冬

昔の住宅公団、いま何ていうんだっけ、都市再生機構(ググったぞ)というんだ。民営化結論は先送り、5年後に見直しということになったけど、どうするのかなあ。団地の建物は古びてくるし建替えの費用はとても捻出できないだろうし、株式会社に衣替えして独立採算→家賃値上げして建替えに備えるというのは入居者が反対するだろうし、どうするのだろう。

マンション作った、買ったというのはいいけど建替えのことなんか(ほとんど)誰も考えていない。まあ、俺が生きてる間はこの住まい、建替えなくてもよさそうだけれど。

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2008年1月16日 (水)

振り返るわが人生の冬牡丹

今日は趣向を変えて写真だけ、せっかくの冬牡丹に駄句をつけたくないのだ。
と写真だけにしようかとも思ったのだが止めた。数日かけたとしても矢張り駄句しかできないからだ。

Photo 振り返るわが人生の冬牡丹

このピンクが一番好きだ。淡い紅とも表現すべきか。

Photo_2 花の部分だけに着目するとこの写真になるが、これは趣味が悪いかとも思う。趣味が悪いけれどもこの方が句に合っているかなあ。少なくとも「エロスより出でてエロスに環り来む意味を求めてめぐりし後に」という俺の人生論歌にはぴったりだ。

Photo_3 傘さして蓑に囲はれ寒牡丹

そして清楚なのが白。
Photo_4 真紅もいい。
Photo_5 斑の冬牡丹もある。ああ、花はなぜ美しいのだろうか

 風吹いて花ひろがりぬ冬牡丹      橋本鶏二
 死ぬるまでかくてひとりや冬牡丹     有馬籌子
 日と月のごとく二輪の冬牡丹       鷹羽狩行
 狂はねば恋とは言はず寒牡丹      西嶋あき子

池の辺にさまざまめぐる冬牡丹

鶴岡八幡宮の寒牡丹園、お奨めである。

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2008年1月14日 (月)

鎌倉に海の便りか早き梅

Photo 鎌倉に海の便りか早き梅

昨日、鎌倉は鶴岡八幡宮に寒牡丹吟行に行ったら梅が咲いていた。撮っていると一眼レフを携えたおじさんが「もう、咲いていますか。私も撮ろう」と寄ってきた。俺は「いいカメラですね。いい写真が撮れるのではないですか」と世辞を言った。おじさんが撮影した後、「どうですか。見せて下さいよ」と液晶画面を覗き込もうとしたら「あ、ぶれてるぅ」とおじさん。もう一度望遠付きカメラを構えるおじさんであった。

Photo_2 寒牡丹思ひ思ひのカメラかな

そして、これは寒牡丹園の風景。それぞれにそれぞれの視線と思いがあるのである。

狛犬の守る石段寒詣

Photo_3 鶴岡八幡宮の代表的な場面も残しておこう。

そうそう、こんな風景も見かけたというのが次の写真。
Photo_4 成人の日の振袖は母の陰

以上、いつも渋滞の鎌倉。駐車場は800円/時間であったのだ。

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2008年1月13日 (日)

しんじつを秘めて蕾や冬椿

Photo しんじつを秘めて蕾や冬椿

もう、椿の蕾があちこちでふくらみはじめているけど、八重の椿のこのピンクが好きだ。ピンクっていうとよからぬ連想もするので、薄紅色とでも表現するべきかなあ。いや、淡紅か。薄いより淡いと表現したい。爽やかで上品な色香である。従って、真実もしんじつとなるのであった。

 冬つばき世をしのぶとにあらねども   久保田万太郎
 齢にも艶といふもの寒椿          後藤比奈夫
 火はわが胸中にあり寒椿          角川春樹
 父も夫も師もあらぬ世の寒椿        桂 信子

花に心を惹かれるのはそれがいのちだから。そして、いのちはいつか死ぬ。すなわち、花の美しさの真実は死(を思うこと)にあると理屈をつけてみた。死はいつか訪れるもの寒椿

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2008年1月11日 (金)

新春、泰二さんの句会への出句

泰二さんの句会に出した句。自分としては新境地を開いた気分の句もあるのだが、点は取れなかった。評価は他人がするものなのだ。
Photo 仲見世をカメラ片手の二日かな

初詣は毎年、浅草寺だ。車で行ってアサヒビール本社の地下駐車場に停める。そこから吾妻橋を渡って雷門へ。
今年はカメラがあるのでこの提灯を是非撮ろうと思っていた。よく見ると提灯は松下電器寄贈である。ここもパナソニックと改めるのだろうか。来年忘れていなければチェックしよう。
Photo_2 かもめとぶ小高き波の元朝に

三保の松原で出会ったかもめたち。近づくと逃げてしまいそうなのでズームで撮った。
小高き波ではないなあ。俺の句の中で最も写生的な句なので新境地を開いたと自分では思っているが、句会では一票も入らなかった。
Photo_3 初夢もすぐ忘れたり年男

今年還暦になる(嗚呼)。だから年男なのだが、この句をつくってから「待てよ、年男って季語にあるような気がするなあ」と歳時記を引くと「正月の行事一切を取りしきる一家の主人(男性)をいう」とあった。ふーん、こんな生活習慣があるんだ。では、本句の年男とは意味が異なるから季重なりではないなあと安心した。

運が開けなくとも福を招かなくてもいいから健康でありたい。健康であれば音楽が聴ける。

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2008年1月10日 (木)

冬青空真裸富士の日帰り湯

Photo 冬青空真裸富士の日帰り湯

山梨県笛吹川フルーツ公園赤松の湯 ぷくぷくから見た富士の夕景。甲府盆地でもちょっと山に登ると富士が見える。日帰り温泉に入って裸で向き合う富士の山、この快楽は捨て難い。人間、裸で生まれてきて裸に死ぬ。俺が死んでもこの富士の美しさは変わらない(当たり前だけれど)。

句も写真も面白みに欠ける。自己満足だけの一句一枚だ。

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2008年1月 9日 (水)

土曜日日記帳継続中

いつまでもつかなあと自分でも思っていたけど「土曜日日記帳」が継続できている。
売りは「今日の一句」。このブログ右サイド下に毎日引いている一句を転載して短文コメント。今日の一句は「汎神論ほどよき距離に寒の梅」長尾俊彦だ。

その他、今日の苦楽、今日のひとこと等。ブログとは違った書き味がある。
要するに閑人なのだ、俺。

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隧道を抜けて冬麗富士の山

Photo 隧道を抜けて冬麗富士の山

つまらぬ句である。詩になっていない、散文である。それでも公開したのは写真の富士を記録したかったからだ。
山梨に行くのに甲州街道(20号線)を時々使う。高速料金不要だし周囲の風景を賞でることもできるから。この日(去年の12月、山梨で真弓の実に出会った日)もそんな気になって20号線を行った。途中、大月のバイパスが完成していてトンネルを抜けたらそこにこの富士があった。感動した。車を停めて撮影した。

鉄塔はまだいいとしても電線が邪魔だなあ。電線を外して撮れるポイントを探す根性までは持ち合わせていない俺である。

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2008年1月 8日 (火)

冬日和相模橋本摩天楼

Photo 冬日和相模橋本摩天楼

前々からこの橋本(相模原市)の高層マンションの風景を写真にしたかったところ、先月(去年になるんだぁ)山梨吟行に向かう途次、好天にめぐまれて撮影する機会を持てた。
こういうマンション、見晴らしはいいかもしれないけれど戸数が多く管理も大変だろうなあ。外壁塗装なんかも足場を組めないから特別のゴンドラを発注して費用が大変などとテレビが伝えていた記憶がある。

近辺のマンション建設ラッシュも(規制強化建築不況?)一段落か。子年の今年、景気の先行きを思う。

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2008年1月 7日 (月)

告げざりし恋臘梅に香るかな

Photo 告げざりし恋臘梅に香るかな

実は、臘梅という花木をしっかり認識していなかった。暮れにわが団地に臘梅が植えてあるのを見つけ、おおこれが臘梅か、花が咲くのを見届けなければと思って、昨日、もう咲いたかなと見に行ったら咲いていた。香りもきいてみた。ほのかに上品な香であった。

ロウバイ科の落葉潅木で原産は中国南部。ウメとは種類が異なる。観賞用として庭に植えられ、東京近辺では、花は年末頃から遅くても1月下旬には見頃となり芳香を放つ。大きさ、形はウメに似て、臘細工のような半透明の花であることから蝋梅と名付けられた。

そうである。梅とは違うのである(知らなかった)。またひとつ俺は賢くなった。
さて、そこで俳句だ。昨日から呻吟したのだが結局、こんな句にしかならなかった。一応、我が初恋を下敷きにしてはいる。

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2008年1月 6日 (日)

廃校にあたる朝日や冬紅葉

Photo 廃校にあたる朝日や冬紅葉

今の季節になってしまって冬紅葉でもないのだが、出し遅れてしまった句(そんなにわるくないぞ)。
俺の徒歩生活圏内でも三つ廃校になっている。高齢化して子供がいなくなっちまったんだよなあ。なんか規制(国からの補助金を頂戴して建築したので自治体の一存では転用できない)があるらしいが、NPOの活動拠点として使ったりしているがとても有効活用されているとは言い難い。いずれ団塊世代向け介護拠点なんかに使われるようになるだろう、こうした土地は。それまでにグッドウィル(コムスン)なんかは大掃除しといてや、できへんだろうけど。

 ニュータウン老いゆく街となるらむか廃校跡地に雪は降り積む

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2008年1月 5日 (土)

なぜネットを信頼するのだろうか

Photo アバウトミーで質問「2008年を漢字一文字であらわしなさい」に対して「信 偽の反動です。冗句です。」と回答したことからお喋りが思わぬ方向に発展して「そうですね。顔も身体も見えない相手とこうして記号だけで話しているというのは恐怖かもしれませんね。まあ、あたしが異星人というのは100%ありえないとしても。それでも、こうやって話すのは何か新しい発見とかできごとが欲しいからだと思います(私の場合)。」とコメントしてしまった。

そうだよなあ、俺も1995年パソコン通信以来ネットで遊んでいるけど、ネットの向こう側に対する信頼って何だろうなあと考え込んだ。そこで質問「ネットの向こう側が怖い?」を作った。どんな答えが返ってくるか、淡く楽しみにして。

さてそこで、朝の一句の巡回コースで俳句モードに切り替えていたところ、「言葉には、現実を支配する力があるもんね。」「でも一方で、言葉には現実と共生する力もあると思うのさ。言葉にすることは、認識することだもん。」というセンテンスに出会った。
そうだよなあ、言葉の力=現実支配と現実との共生だよなあ。うまいこと言うなあ、と思っていたら質問「ネットの向こう側が怖い?」に対する俺の回答が出来てしまった。

ネットの向こう側は確かに怖い。怖いけど何か新しい言葉に出会える可能性がある。新しい言葉に出会うことによって現実と共生する力を得られる可能性がある。だから、俺はネットしてるんだ。

つまり、ネットの向こう側は事実世界では無くて全くの記号世界。そこで新しい記号(言葉)に出会って事実世界と共生する力を得る。それがネットの可能性でありネットに対する信頼ということだ。

実際は口論争論喧嘩、与太話など色んなことがあるけれど、所詮全ては言葉だけの世界。言葉だけの世界だけれど、言葉には現実を支配し現実と共生できる力がある。それを頂戴して現実を生き続けたい、それがネットに対する信頼を生んでいるということに気づいた朝であった。

※写真はららぽーと横浜で出会ったコンサートの模様。尺八、キーボード、ドラム、ベースという面白いクァルテットだった。

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2008年1月 4日 (金)

ららぽーとガラス細工の初御空

Photo ららぽーとガラス細工の初御空

昨日はひまつぶし回遊場所を考えた挙句にららぽーと横浜に行って来た。行ってみて、なるほど凄いところだなあと感心。大丸(食品のみ)、イトーヨーカ堂、ノジマ電気、各種専門店それにシネコンそして駐車場は4200台収容というのだから、不特定多数の人が一日遊べる場所として作ってある。町の商店街がすたれる筈である。車社会、資本がものをいう社会だ。

設計で面白いなと思ったのは三階建て吹き抜けで自然光が入るようにしてあること。ソファで居眠りをして目覚めて仰ぎ見たら青空が見えた。

Photo_2 朝食もパンとなりたる三日かな

今年食った餅は元日、二日の朝の雑煮で四個。若い頃の雑煮一回分である。そんなことを思っての句だが、ららぽーとにDONQがあったのでこの句に取り合わせよう、これ幸いと撮った。こういうところでの撮影は気が引けるのだが。

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2008年1月 3日 (木)

ひよつとこもおかめを連れて初参り

Photo ひよつとこもおかめを連れて初参り

昨日は二日。箱根駅伝の録画をセットしておいて初詣。行く先は毎年恒例の浅草寺だ。
去年の初詣はまだカメラを始めていなかったから今年は愛機を首に画材探しのお参りである。で、とりあえず撮っておいたのが写真。句はさっきつけた。以下、写真俳句。

Photo_2 グローバル女性優先初詣

Photo_3 おみくじをデジカメに撮る初詣

Photo_4 初春や夢見心地の宇宙船Photo_5

仲見世をアサヒビール本社(右の写真。隅田川吾妻橋を渡ればすぐ浅草寺)地下の駐車場に向けて戻っていたら飛行船が上空にやってきた。浅草寺観音様に俺は宇宙船地球号の平和と繁栄を祈願したのである(ウソウソ)。

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2008年1月 2日 (水)

去年今年生きとし生きて年男

Photo 去年今年生きとし生きて年男

元日の朝、目覚めればいつものようにPC立ち上げネット接続(その間に麦茶一杯)。
さて、ネット。今年の最初の会話は俺の質問「あなたの得意技は?」のコメントのやりとり→goo辞書をお役に立てて仕合せだった。その後、ひとわたりネットお喋りしたらビデオ/テレビの電源を入れて録画していた第九を聴く。おお、元日の朝(元朝)の第九もいいもんじゃ→元朝のネットの朋よ第九聴く←何が言いたい句かよくわからんので没。

お雑煮を頂いてご来光見物に(第九聴き車で五分初茜←つまらないのでこれも没)。地上近くに少し雲があったがまずまず。写真もまずまず。ほんとはもっと上手な写真にしたいけど根性も無く努力も嫌いな俺はこんなものだろうとすぐ自分に甘いのだ。

そこで問題はこの写真につける句なのだが、アシモトライト今日の一句「去年今年ナイルは流れかへざりし」下村梅子のお陰で突然閃いて本句となった(「初春やグランド一周年男」とか「おみくじは開運大吉去年今年」なる駄句が下書きになったかもしれないけど)。

ご来光見物から戻って珈琲飲んで新聞流し読みして今度は富士見物に静岡清水は三保の松原へ。

Photo_2 初富士に願をかけたる年男

この男、俺ではないから誤解なきように。三保の松原、羽衣の松付近の浜から眺めた富士である。この後、日本平に廻ったけれど雲が出てきて富士は隠れてしまった。「目出度さもちう位なりおらが春」一茶の元日であった。

※三保の松原で富士の展望を楽しむならば羽衣の松よりももっと岬の突端の真崎がいい。青い駿河湾越しに富士の姿を拝めるから。
Photo_3

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2008年1月 1日 (火)

お年賀です

2008 わが余命あと幾許ぞ賀状書く

何よりご健康をお祈り申し上げます。駄文駄句駄写真のこのブログを飽きもせず見ていただいている方には屹度いいことがあります。そして、ついでながら中東にもアジアにも世界にも平和が広がることを祈願します。

今年は私の干支です。一周してしまいました。二周したいけど出来る訳ないか。

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