振り返るわが人生の冬牡丹
今日は趣向を変えて写真だけ、せっかくの冬牡丹に駄句をつけたくないのだ。
と写真だけにしようかとも思ったのだが止めた。数日かけたとしても矢張り駄句しかできないからだ。 振り返るわが人生の冬牡丹
このピンクが一番好きだ。淡い紅とも表現すべきか。 花の部分だけに着目するとこの写真になるが、これは趣味が悪いかとも思う。趣味が悪いけれどもこの方が句に合っているかなあ。少なくとも「エロスより出でてエロスに環り来む意味を求めてめぐりし後に」という俺の人生論歌にはぴったりだ。
傘さして蓑に囲はれ寒牡丹
そして清楚なのが白。 真紅もいい。
斑の冬牡丹もある。ああ、花はなぜ美しいのだろうか。
風吹いて花ひろがりぬ冬牡丹 橋本鶏二
死ぬるまでかくてひとりや冬牡丹 有馬籌子
日と月のごとく二輪の冬牡丹 鷹羽狩行
狂はねば恋とは言はず寒牡丹 西嶋あき子
池の辺にさまざまめぐる冬牡丹
鶴岡八幡宮の寒牡丹園、お奨めである。
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コメント
牡丹は大輪の花がなんとも言えず見事ですね。
迫力を感じます。
「立てば芍薬、座れば牡丹」と形容された
女性像は、牡丹について言えばどっしりと
貫禄のある女性のような気がします。
あ、でも若い娘に使うんでしたっけ??
冬の澄んだ空気に咲く花々はどれもきれい
でしょうね。
投稿: ペリエ | 2008年1月17日 (木) 午前 12時20分
普通の牡丹に比べると寒牡丹は「貫禄」に欠けような気がします。普通の牡丹はなんかつくりものめいていて、それにぼっちゃりしすぎです。俺は濃い口よりも薄味の方がいいなあ。
美に年齢は無関係。吉永小百合を見よ。
投稿: 土曜日 | 2008年1月17日 (木) 午前 04時25分