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2008年1月16日 (水)

振り返るわが人生の冬牡丹

今日は趣向を変えて写真だけ、せっかくの冬牡丹に駄句をつけたくないのだ。
と写真だけにしようかとも思ったのだが止めた。数日かけたとしても矢張り駄句しかできないからだ。

Photo 振り返るわが人生の冬牡丹

このピンクが一番好きだ。淡い紅とも表現すべきか。

Photo_2 花の部分だけに着目するとこの写真になるが、これは趣味が悪いかとも思う。趣味が悪いけれどもこの方が句に合っているかなあ。少なくとも「エロスより出でてエロスに環り来む意味を求めてめぐりし後に」という俺の人生論歌にはぴったりだ。

Photo_3 傘さして蓑に囲はれ寒牡丹

そして清楚なのが白。
Photo_4 真紅もいい。
Photo_5 斑の冬牡丹もある。ああ、花はなぜ美しいのだろうか

 風吹いて花ひろがりぬ冬牡丹      橋本鶏二
 死ぬるまでかくてひとりや冬牡丹     有馬籌子
 日と月のごとく二輪の冬牡丹       鷹羽狩行
 狂はねば恋とは言はず寒牡丹      西嶋あき子

池の辺にさまざまめぐる冬牡丹

鶴岡八幡宮の寒牡丹園、お奨めである。

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コメント

牡丹は大輪の花がなんとも言えず見事ですね。
迫力を感じます。
「立てば芍薬、座れば牡丹」と形容された
女性像は、牡丹について言えばどっしりと
貫禄のある女性のような気がします。
あ、でも若い娘に使うんでしたっけ??
冬の澄んだ空気に咲く花々はどれもきれい
でしょうね。

投稿: ペリエ | 2008年1月17日 (木) 午前 12時20分

普通の牡丹に比べると寒牡丹は「貫禄」に欠けような気がします。普通の牡丹はなんかつくりものめいていて、それにぼっちゃりしすぎです。俺は濃い口よりも薄味の方がいいなあ。

美に年齢は無関係。吉永小百合を見よ。

投稿: 土曜日 | 2008年1月17日 (木) 午前 04時25分

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