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2008年1月21日 (月)

死ぬるまですこやかに食べたきや餅

Photo 死ぬるまですこやかに食べたきや餅

先日のNHK俳句のお題が「餅」だった。その少し前、アバウトミーで「死ぬ間際に食べたいものは何ですか」という趣旨の質問に「おにぎり。やっぱり最後は米です」と答えた記憶があった。そこで、成立したのが本句。
575で納まっているけれど7と5とで句跨りになっていてリズムがごつごつしているのがテクニックである。どうだ、参ったか。

ところで、先日BSで放送していた映画「老親」を観た。

末期癌の実父の介護に実母を助け、その最中に姑が脳溢血で逝き、オトノサマの舅が残され……とこの映画に描かれた通りのヨメ道を歩いたあげく、「家」残滓から脱走した。舅が追いかけて来て思いがけない「蜜月」を見たことが映画のクライマックス。四人目の老親、実母の介護がはや九年。自分の人生の主人公に成りたくて、離婚したにも関わらず、親の為に通算二十四年間も生きているうちに、今年で六十三歳、立派な婆あとなってしまった。

というのが原作者のコメントである。実話(あるいはそれに近い)らしいが、離婚した嫁を慕って舅が奈良から東京まで世話になりにきて一緒に暮らして認知症も少し改善して嫁に感謝しつつ死を迎えたというお話である。

映画は矢張りきれいごとだなあいう感想を抱く子どもの無い俺であった。

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