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2008年1月19日 (土)

まだ底がある、多分

Photo_2 昨日のNY続落の理由がどうもしっくりこない。ブッシュ米大統領はこの日、景気刺激策の概要を明らかにしたが、市場では対策の効果を疑問視する声が聞かれたのが続落の理由と報じられているが、具体的にどこや(金額なのか、対象が不明確なのか)がいまいちわからない。
そこで、今日の日経夕刊を読んでいたら
ブッシュ米大統領が18日に表明した景気対策の骨格は国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費の喚起に力点を置く。一方で信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の震源地である住宅市場に照準を定めた追加策はなく
とある。

そうだよなあ、今のNY下落の理由は金融不安(住宅バブル破裂)と実体経済不安の両方にあるのだから、もどし減税(公明党の得意技)なんてのはバラマキにすぎず、そんなところに対策しても効果なしだよなあと一応納得。でも、ではどんな対策があるべきかと思いつつ更に夕刊「ウォール街ラウンドアップ」を読んだら「ムーディーズがモノライン格付けを再評価する来週は波乱が待ち受けそうだ」とある。

おいおい、NYまだ下げるのかよお、そういえばモノラインは増資できなくて格下げされたよなあとモノラインでニュース検索したら、三菱UFJ藤戸氏(証券レポーターの中ではわりと信頼できる発言をテレビでしている)が次のようにコメントしている。

17日の米国株価下落の背景はメリルリンチ決算やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言というよりも、モノライン(米金融保証会社)の先行き不安が大きな要因だ。

はっきり言ったなあ。そうか、NY市場がブッシュ会見を評価しなかったのはここだな。モノラインがつぶれたりしたらそれこそ金融恐慌だ、そこまで来ているのにブッシュはバラマキ減税で焦点をそらせようとしている。
そこで今度は「モノライン」でブログ検索。そしたらなんと金融不安の大本命はゴールドマンサックスとしているブログに出会った。

GSは貸倒れを計上しないのではなく、できないのではないかということ、GSはあらゆるリスクの元締め的負債を抱えているのではということ、それをさらすと、国家が崩壊するほどのインパクトがあるのではないかということ

要するに、ゴールドマンサックスは損失隠しをせざるをえない(表面化させるとモノラインが潰れる、モノラインが潰れるとアメリカの金融債システムが崩壊する)ということだ。おいおい、ホンマかいなあ。そういえばポールソン財務長官はGSの元CEO、政官財総がかりでGSの損失隠しはあり得ないことではない。

ということで、まだ底がある(多分)。月曜は買い玉を一部損切りしよう。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

うちでも日経新聞をとっていて、最近金融に
関する記事をよく読むようになったのですが、
それでも土曜日先生にはかないません。
そうか、そんな記事があり、こんな派生記事が
あったんですね。勉強になります。
金融問題は複雑ですね。そして深い。
まだまだ勉強しなくちゃ。

投稿: ペリエ | 2008年1月19日 (土) 午後 11時55分

いいことです。そして、まわりのおじさんたちを啓蒙して下さい。英語が読めないと時代に取り残されます。もう俺には英語を勉強する意欲も能力もないけれど。

投稿: 土曜日 | 2008年1月20日 (日) 午前 03時58分

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