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2008年1月29日 (火)

バーナンキプットとモラルハザード

Photo ソシエテ事件と米緊急利下げは無関係と見るのが妥当なように思うようになった。その傍証二つ。

(1)FRB当局者は、先週の緊急利下げの段階で、ソジェンの不正取引を認識していなかったと説明している。緊急利下げの決定に際しては、前日の株価急落も考慮したが、数週間前から金融市場のボラティリティが高まっていたことなど様々な要因を踏まえて、利下げを決めたという。

(2)仏中銀ノワイエ総裁はソジェンのポジション解消がFRBの決定に影響を及ぼしたとの見方を否定。「(利下げは)米経済状況に関する判断に基づいたものであり、欧州市場とは関係ないと考えている。FRBは欧州市場の1日の状況で金融政策を決定することはない。例外的な措置ならなおさらだ」と述べた。

とすると、FOMCで追加利下げはやるなあ。0.25は固そうだ。だから、今この時点のNYは大幅利下げ観測(0.5を織り込もうとしているのだろか)で上げている。
しかし、昨日の欧州は下げ。
市場では「ソジェンの株ポジション解消の動きがまだ残っているのではないか」(邦銀)との疑念が根強い。さらに、欧州の株式先物だけではなく、株式のポジションが広範囲に解消されるリスクがある、との見方もある。

欧州が下げたとしても東京への影響は軽微(心理的影響は無視できない。昨日の東京でもソシエテ後遺症はあったようだ)。我らの運命を定めるのはやっぱり我らが宗主国アメリカなのだ。

そこで、相場の行方を決めるのはやっぱりバーナンキ。
FRBは利下げにより投資家を株価急落から保護するという「バーナンキ・プット」と「モラルハザード論」とのせめぎあいの結果がFOMCなのだ。帝国主義といえどもモラルハザード論が出てくるあたりは立派な国だ、アメリカは。

以上、ロイターニュースだけで組み立てた。たいしたものだロイターは(日経よ爪の垢を煎じて飲め)。

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