ソシエテ巨額損失と緊急利下げの関係
ソシエテの今回の巨額損失清算処分売りが欧州株の暴落を招き、それにあわてたFEDが緊急利下げに走った、という見方があるそうだ。
ソシエテ・ジェネラルの巨額損失問題で、欧米メディアは25日、損失を確定するための同行の大量の株式売却が世界的な株安を加速させ、米連邦準備理事会(FRB)による0.75%の緊急利下げの一因となったと報じた
なるほど、タイミングも合うし、緊急利下げ後もNY株が異常な安値だったことの説明もつく(ソシエテの売りが終わるまでは高くならなかった)。また、あの日はNY先物指標が異常に安かったのはインサイダーの存在を疑わさせる。
ソシエテ内で巨額損失が発覚したのは18日。同行は週明けから米大手金融機関に資本増強の協議を持ちかけるなどしたため、公表前に損失の事実を知っていた関係者はソシエテ以外にも多数いるとみられる
とすると、今週初のパニック相場はソシエテ巨額損失清算売りが原因の一過性の出来事と捉えることもできるなあ。昨日のNY反落をモノライン不安を理由に重要視するのは危険かもしれない。もっとも、緊急利下げにこうした事情があるのが本当なら、追加利下げは無いかあるいはあっても小幅に止まると見るべきでもある。
どのパチンコ台が出るの出ないのあのパチンコ屋の経営がどうしたこうしたなどの情報に振り回されるパチンコマニアみたいな気がしてきた、俺。
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コメント
最後のパチンコマニアには笑いました。
新聞でしか情報を得ない私にとって、
こうしたサイドからのアプローチは
なかなか興味深いです。
楽しませていただいております。
投稿: ペリエ | 2008年1月27日 (日) 午後 03時45分
新聞が一面の情報しか伝えないということを最近、よく思います。例えば、モノラインにしても底の浅い情報しかありません。モノライン事業の仕組み、残存収益性こそ相場の鍵を握っていると思うのに。
投稿: 土曜日 | 2008年1月28日 (月) 午前 04時07分