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花苺やさしき気持紡げよと
河津桜原木を見に行く途中、民家の石垣に見つけた。たぶん生まれて初めて見る苺の花ではなかろうか。可憐な白だ。優しい気持ちで死にたいと今、思った。
満月のゆたかに近し花いちご 飯田龍太 花の芯すでに苺のかたちなす 飴山 實 石垣のほてりの去らず花いちご 鷹羽狩行
龍太の句がいいなあ。「満月のゆたかに近し」だけで十分に「やさしき気持紡げよ」も「死」も含んでいる。ものはこころを超えている。取り合わせとはそういうことなのだ。
2008年3月13日 (木) 午前 05時03分 俳句写真 | 固定リンク Tweet
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