哲学方程式3点セット完成
理屈好き真理は嫌ひ道理欲し原理を求め無理にて倒る
(1)人生=損得+好き嫌い+原理(快楽、汝) <快楽から汝→社会へ>
この方程式にたどり着くまで3年かかりました。亡母に「おかあはん、あんた、人生は損得と好き嫌いだけやろ」と悪態ついたら天唾で我が身に降りかかってきた。以来、損得と好き嫌い以外に何があるんやろうと問い続けてきて、最近になってようやく、真理・道理・原理から原理関数が導出できた。
すなわち、『カテゴリカルヴァリエブル(分類別変数)』とすることによって多元主義ともつながるのだ。損得と好き嫌いは道理=コモンセンス、原理(X)により様々な原理を許容することになるのです。どうだ、参ったか。
そして、原理(快楽)だけだったのが次のような指摘を受けた結果、原理(快楽、汝)に変更。より社会への通路(多元主義)が開けるようになった。
うーん、理由らしい理由はあまりないです。「人生=」という所を見て、真っ先に思ったのは自我だったんですが、損得や好き嫌いという部分に多く含まれているように思ったので、自我を形成するには、やはり他者あってかなと思ったからですかねぇ?
(2)大人=教養+節度+情緒 <社会的大人になって世界共和国を目指せ>
これは民度の定義式を大人の要件に転用したものにすぎない。情緒を愛し節度をもって百姓根性から抜け出す教養を磨いているのが大人(公民)である。グローバル化の流れは止まない。ほんとうの明治維新(個レベルでの開国)が始まる。
(3)世界=事実世界+記号世界+価値世界 <価値は多元、世界は無限>
(1)(2)の背景にあるのがいつもの俺の三層世界論だ。木田元言うところの反哲学である。
現象(事実世界)の背後に真理も実在もない。現象のこちら側に我々は実在(記号世界)をモデルとして記号化しているのに、それが現象の背後にあるものだと思い込んでいる。同様に、真理は各人の記号世界の最大公約数として構成するものにすぎないのに、それが現象の背後にある本質だと思い込んでいる。
要するに、快楽原理から世界共和国へ、それを基礎付けるのが上記の方程式3点セットである。さあ、ローマへの道が見つかったぞ。
※写真の高速は首都高速5号池袋線(地図参照)。千鳥が淵沿いに半蔵門方向に歩き、写真撮影地点の橋(首都高入り口付近)を渡って北の丸公園側からまた千鳥が淵の桜を愛でるのがお勧めコースである(関心空間で紹介)。
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