初夏の箱根湿生花園(3)@湿地と高原の花
初夏の箱根湿生花園最終回は湿地と高原の花たち。
クリンソウは輪生する花の幾段にもなった様子がお寺の五重塔などの頂上にある柱の飾り(九輪)に似ていることからその名となったもの。
美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育する事から「高山植物の女王」と呼ばれているそうだ。四個の花弁のうち、外側の二個が反り返り内側の二個が細長く突出しているので馬(駒)の顔のように見えるのがその名の由来である。
箱根にも深山霧島群れて咲く
♪花は霧島~、煙草は国分~♪(鹿児島おはら節)はこの花を詠っていたのだ。
九重・阿蘇・雲仙・霧島などの九州の火山高地にしか生えない貴重な植物とのこと。
思ひ出はニッコウキスゲの高原に
黒百合や命惜しめと父祖の声
名前こそ百合だけれどユリ科バイモ属とのことである。なかなか風雅な味わいがある。
こうやって、箱根で九州や日光や高山の花を楽しめる。箱根湿生花園(仙石原)は得がたいところである。
現し世の花を覚えてひねる駄句ニッコウキスゲに思ふ冥界
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