富士見えず雲の峠や勿忘草
箱根湿生花園に勿忘草があったので撮影。別名、藍微塵ともいうそうだ。非常に小さな花が寄り集まって咲いているが、鮮やかな青紫色と、よく見ると黄色の芯のある花ということからの別名だろう。左のリンク先の写真はまさに藍色だが本写真はそうではない。傍の案内板は信ずるべきだから、色の薄いのもあると思おう。
ところで、本句初案は「富士見えず乙女峠に藍微塵」だったが、地名の重複はしつこいのと、字余りでも勿忘草(ワスレナグサ)の字面を採ることにした。俺にしては上出来の写生句(俺が言わなくて誰が言う)である。
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