8回表8点差リードで前進守備
根性無しの俺はせっかくタイガース中継してくれてるのに途中で寝てしまう。それを取り返すべく、翌朝未明にこうやってビデオを観ながらネットしている。
さて、昨夜の阪神は「バルディリス口火を切りて集中打完投したき安藤無念(5/16ヤクルト戦8-5村中攻略)」だったのだが、おいおい、終盤になって打たれたやないか。安藤が踏ん張れなかったのかあ。と思いつつ短歌を作らねばならぬので、いつも大変参考にさせてもらっている今年の阪神はやらかす! を読む。
忍び寄る疲労の影を何とか気力で凌いでいたが、8回についに捕まった。
1アウト1塁から、川島慶のサードほぼ正面の強烈なゴロをバルディリスが捕れず。
一転2・3塁とピンチとなったところで、なんと前進守備を敷いてきた。
8点リードなので、内野ゴロで1点取られたとしても痛くはないのだが、
こういうところで安藤に完封をさせてやろうというシフトを敷くのが我がチームなのだ。
しかし首位打者田中に2点タイムリーを浴びてしまった。
そうか、そういうことだったのか。まだビデオはこの回まで追いついていないけど、俺も同感。エース安藤に完封させようという心意気がこの前進守備なのだ。
思えば、いいチームになったなあ(俺は半世紀来のファン)。というより、俺に言わせると、ファンがよくなったのだ。
昔はちょっと負けると「ボケ、アホ、死んでまえ」だった。今は(強くなったせいも多少はあるが)ファンにゆとり、というか、共感がある。勝っても負けても虎命なのだ。
思うに、これも阪神淡路大震災のお陰ではないだろうか。未曾有の惨事を経験して、生きることの根底に共感の前提ができたように思う。阪神淡路大震災は阪神ファンに眼を開かせてくれたのだ。
そして、地震といえば中国。「CCTVや新華社の報道姿勢も劇的な変化です。信じられないくらい、これまでと違います。テレビでかいま見えるこの報道に携わる中国人記者ひとりひとり顔つきが違います」だそうだ(あのサンケイ新聞の記者が書いている)。
希望は悲惨と共感の中に生まれる、と思う(思いたい)。
※写真はサンスポ「阪神・安藤、5失点もどうにか“ヤク払い”…今季5勝目」より勝手借用、ゴメンね。
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