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2008年7月23日 (水)

姑が立てなくなった

P7180007 日々苦楽いのちの果ての合歓の花

昨日、ショートステイから帰ってきたのだが、帰る途中から足がおぼつかない。
なんとか家に入り、しばらくしたらトイレで立つことができなくなった。
熱を測ったら8度3分。行きつけの病院に電話して受診依頼してOK、ところが車に乗せて病院に行くにも歩けない。しようがないから救急車コール。

病院では肺のレントゲンを撮ったりしたが炎症は無し(以前に誤嚥肺炎で緊急入院したことあり)。主治医の内科の先生も原因不明で首をひねるばかり。そうしている内に妻が足の腫れを発見。今度は足のレントゲンを撮るが、整形外科の先生は異常なしとの診断。

夜が不安なのでできればどこかに入院させて欲しいと頼み、病院(この病院は空きベッド無し)もあちこち連絡してくれる。結局、どこも受け入れてくれず、介護タクシーを呼んでもらい家に連れて帰ってきた。

居間で寝かせて一夜を明かした。足の腫れと熱は薬の効果で収まってはいるが、根本治療にあらず。このまま寝たきりになるのではないかと不安である。姑87歳、要介護2である。

教訓①病院には空きベッドはない。救急用ベッドがあっても命に別状の無い急患患者は入れてはくれない。
教訓②医者はそれぞれ専門分野の判断しかしない。老人が原因不明で寝たきりになることは珍しいことではないのだろう。

本人を穏やかな気持ちで維持するのがなにより(死を恐れているのだろうか、情緒不安定)。いのちの力を大切にして生かすことが大事。そのための家族である。
そして、俺ら夫婦には子供がいない。その代わり後々のためにこういう体験、実感の機会を天は与えてくれたと思う。

生病老死、人生は四苦と快楽に満ちている。

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