Beethoven String Quartet in C# minor Op 131 6楽章、7楽章
これも青春(梅新・日響)の一曲である。
この名曲喫茶「日響」で俺がリクエストをよくしていたのはマーラー。他に、常連の若い男がいて(口を利いたことは一度もない)、この人がリクエストしていたのがベートーベンの後期弦楽四重奏だ。
後期弦楽四重奏とは(ウィキから引くと)第12番 変ホ長調Op.127、第13番 変ロ長調Op.130、第14番 嬰ハ短調Op.131、第15番 イ短調 Op.132、大フーガ 変ロ長調 Op.133、第16番 ヘ長調 Op.135の六曲のことだ。
ベートーヴェンは第11番の作曲後、14年間弦楽四重奏曲に着手する事はなかったが、その後、弦楽四重奏曲5曲と大フーガを作曲している。この12番は、ベートーヴェンがこの14年のブランクの後に作曲した最初の弦楽四重奏曲であり、これ以降の弦楽四重奏曲はベートーヴェン「後期」の弦楽四重奏曲とされる。
とりわけこの第14番 嬰ハ短調Op.131、更に中でも第七楽章(終楽章)は驚天動地(激しく叩きつけるような第1主題)の現代的な響きを感じた。
会心の作品であり、しばしば引用されるところによると、「ありがたいことに、想像力は昔よりもそんなに衰えてはいないよ」と友人に語ったという。《弦楽四重奏曲第13番》と《第15番》とともに、ベートーヴェンの創作活動の頂点を極めた作品である。シューベルトはこの作品を聴いて、「この後でわれわれに何が書けるというのだ?」と述べたと伝えられている。
という記念碑的作品だ。音楽とは何かと訊かれたらこの曲が答えだと言ってもいいぐらいである。
さて、この曲(終楽章)の演奏をYouTubeで捜したけどなかなか見つからない。なんとか見つけたのがこの演奏である。どういう演奏家たちかというと
We
are 8 professional musicians who comprise the faculty of the Point
CounterPoint Music Festival, located on Lake Dunmore in Vermont. We
perform 4 full-length chamber music concerts throughout Vermont each
summer. Cyrus Beroukhim, Sean O'Neil
Violin
William Hakim
Viola
Yun Joo Na
Cello
apologies for the grainy video; some of the quality was obviously lost
somewhere between the dvd and youtube, but at least the sound quality
was retained. also, i understand the sections of this performance are
not the standard movements; i had to arrange this performance by file
size more than anything else. all movements are represented, but not
grouped in the traditional segments.
http://www.pointcp.com
ということである(このぐらいの英文になるともうついていけぬ)。第一級のプロのスリリングな演奏ではないが鑑賞には耐える演奏だった。興味ある方は次の第一楽章も聴かれよ。
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