Mehta conducts Mahler: Symphony 5: mvt. 4 (Adagietto)
我が青春の名曲シリーズ、ショスタコーヴィチの次はマーラーである。
Zubin Mehta conducts Israel Philharmonic Orchestra. Teatro Municipal de Santiago de Chile. 2001.
高校時代にタコ(ショスタコーヴィチのこと。通はタコ8とかタコ5とか略称するものらしい)でクラシック開眼、大学に入って名曲喫茶通い(大阪梅新にあった「日響」)。
何がきっかけだったか覚えていないがマーラー(作品の演奏が頻繁に行われるようになったのは、「新ロマン主義」が流行した1970年代からであり、幸か不幸か前衛の停滞が彼の名声に大きく貢献した)を好きになって、「日響」でコーヒー1杯で6、7時間粘って聴いていた。他人様が嫌がるのも無視してリクエストは暗く重く聴きづらいマーラー。中でも「大地の歌」@クレンペラーが好きでお店に数え切れず迷惑リクエストだった。
「生は冥く死もまた冥い」というニヒル・ヒロイズムに溺れる乃至エエカッコする年頃だったのだ。大学紛争/70年安保の時代である。デモにも行かず名曲喫茶とパチンコの日々であった。
そこで「大地の歌」をYouTubeで捜したのだが見つからず、代替にマラ5。「ベニスに死す」ヴィスコンティで使われたアダージェット(ベストセラーたるカラヤン「アダージオ」にも収録されている)だ。ひょっとしたら、俺はどんな人生を過ごすのだろうかという不安感が俺にマーラーを聴かせていたかもしれない。以来、マーラーの虜である。ちなみに今は3番、9番がいい。
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