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2008年11月27日 (木)

Leif Ove Andsnes Grieg Concerto part 1

先日、BS2放送のラフマニノフ2番@アンスネスを期待して聴いた。「1970年生まれというから、今年で38歳になるはず。それだけ若いというのに、すでに大成した芸術家の風格を漂わせるレイフ・オヴェ・アンスネス」という高い評価を得ている話題のピアニストだったからだ。

ところが少々がっかり。というのも透明感ある音なのだが(ラフマニノフにしては)あっさりした演奏、言わば濃厚なロマンティック味付けを期待していたのに薄口醤油味のさっぱりした料理を出された気分である。俺だけかなあと思いつつネット検索すると、

ラフマニノフといえば、情感豊かな甘美な音楽という潜入観念がありすぎるからいけないのかもしれないが、全神経を集中して聴いていても、音が右の耳から左 の耳に抜けていくようでならない。それはどうやら私だけでなく、周囲の人たちも第2楽章以降は完全に集中力を失っていき、妙にざわついている。いくらN響 の観客マナーのレベルが低いといっても、これまでのラフマニノフではこんなことはなかった。

と書いている人までいらした。「中村紘子、絢爛たる大雑把」に比較すると(ミスタッチ女王と比較して申し訳ない)、こまやかで第2楽章はしっとりとした情感があるとは思う。今こうしてこの記事を書きつつビデオを再生して聴いている。

そこで(例によって)YouTube検索して見つけたグリーグのコンチェルト、from the 2002 promsである。ブリリアントなオープニングであり、透明感ある音色がぴったりである。

ラフマニノフはやはり選曲ミスなのか指揮者ノセダとの相性なのか、それとも新境地なのだろうか。

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