あなたには私のハート見えますかこんなに赤く小さいけれど
「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」展の中のパウル・クレーの作品「頭と手と足と心がある」を見ながら詠んでみた。画像は、この作品を「タイトルの言葉の響きが、絵の中にさらにリズムや生き生きとした感じを与える、なかなか心憎い演出」と評しているブログから拝借した。
パウル・クレーは
1933年ヒットラーがドイツ帝国首相に任命され、政治的に危険と思われたクレーのアトリエは捜索を受け
る。晩年に訪れる皮膚硬化症(進行性で命にも関わる病)の発症、そして国を持たずに過ごす悲哀。彼の自由な表現はナチス支配下の祖国ドイツからは追われ、
当時保守的な誕生の地スイスへの亡命を望みながらも、これもついに果たされることはなく60年の人生を閉じた。
その言葉に”芸術は目に見えるものを再現することではなく、見えるようにするものである”というのがあるそうだ。真実は発見するものではなく構成するものだ(真実=事実+価値判断)という言葉と通じるものがあると今、思った。
| 固定リンク
「短歌写真」カテゴリの記事
- 速報:ソメイヨシノ開花(2009.03.21)
- 湯河原梅林2009.2.28スライドショー(2009.03.01)
- 目覚めればいまだ午前の一時かな眠れぬままに論理学読む(2009.02.24)
- 経済の未曾有の危機に郵政の民営化是非争う不思議(2009.02.13)
- スーパーに舟木一夫が二千円割引されて売られてをりぬ(2009.02.12)
コメント
この短歌がタイトルでも素敵ですね♪
投稿: かりか | 2009年1月27日 (火) 午後 10時53分
はっは、どうもどうも。主観がすぎるタイトルになってしまうような気がします。
投稿: 土曜日 | 2009年1月28日 (水) 午前 06時02分