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2009年2月 2日 (月)

ブラジルが世界を救う?

600pxbrazilluladasilva02 NHKスペシャル|沸騰都市 第6回 サンパウロ 富豪は空を飛ぶから(久しぶりに)明るい話題。
金融危機の影響を受けてはいるがブラジルは強気であることにちょっとびっくり。そこで、強気でいられる理由なのだが、、

①ブラジルの強さは、圧倒的な農業力。耕作可能な面積の4分の1も開拓していない。(未開拓土地は日本全体の面積の5倍以上)
②石油中心の世界からエタノール中心に世界秩序が変わる。
    →つまりアメリカ・アラブ中心の社会から、ブラジル・アフリカ中心の社会へ

という(アメリカのエタノールはトウモロコシだから飼料・食料と競合したけれどブラジルのエタノールはサトウキビだから競合しないという)。

そして、ブラジルの指導者ルーラ大統領は「我々は遊んでいたキリギリスではない。苦しいときも働いて富を蓄積したアリだ」と内需振興(車をもっと買え)に向けて国民を鼓舞している。この人、

19歳の時、プレス工として勤務していた自動車工場で起きた事故で、指を失う。その頃から彼は労働組合に加入し、重要な役職に就くこととなる。当時のブラジルは軍事独裁政権下にあり労働組合を強力に抑圧した反動から、ルーラの政治観は大きく左傾化することとなった。

というから筋金入りの左翼?(ポピュリスト?、チャベスよりは慎重聡明そうに見える)のようである。長い目で見ればUSA没落/新興諸国台頭は間違いの無いところだから、ブラジルを期待の星としておこう。頼むぜよ、ルーラ大統領。

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