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2009年3月12日 (木)

どうやって内需主導経済に転換するか?

危機が求めるもの (田中良紹の「国会探検」)が日本経済の現状に到るまでの歴史的経緯を上手にまとめているので転載する。

製造業の国際競争力を国が支援する裏側で、農業は保護を要する衰退産業にさせられ、保護のため国は地方に税金を移転する仕組みを作った。それが道路建設で ある。農村が自民党の票田となり道路族が強いのは輸出立国の裏返しだ。この経済構造はアメリカとの間に熾烈な摩擦を生んだ。「ニクソン・ショック」、「プ ラザ合意」など、アメリカは円高誘導を行って日本の輸出産業に打撃を与えたが、それでも日本は変わらない。いつしかアジア各国も日本を真似るようになっ た。輸入がなければ輸出は成り立たない。輸入大国となったアメリカは、その赤字を埋めるため様々な金融商品を作って売ることにした。その構造に破綻が生じ た。それが目の前にある「百年に一度の危機」である。

要するに、日本の輸出依存経済はアメリカの基軸通貨水ぶくれ輸入大国の裏返しであり、アメリカのバブル破綻は当然に日本経済墜落につながったということである。

そこで、国家統制資本主義による経済転換を主張している(と思う)のだが、そこで想起されるのはナチスの一時的経済成功である。検索して最も端的に表現している(と俺が思う)サイトから一部転載する。

ドイツ経済は過熱し、生存圏の拡大か軍備の制限かという二つの選択に迫られ、ヒトラーは前者に決めた。同時期に再び財政収支の悪化が激化し、このことに関してアルベルト・シュペーアは、第二次世界大戦に参戦しなかったとしても第三帝国は財政赤字で破綻すると思ったという。1944年には軍事費は当時のヨーロッパでは最高で、ドイツ経済のほとんどを占めた。1945年に戦争経済は敗戦と同時に崩壊した。これらの政策はミハウ・カレツキを始めとする経済学者らによって典型的な軍事ケインズ主義と総括されている。

軍事的ケインズ主義というのも怖いなあ。戦争経済発展より平和経済萎縮の方が俺は欲したいのだが、さて、どうなることやら。

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