苦楽中道とは何だろう
宮元啓一氏のHPを見つけた。
その中に「苦楽中道 ゴータマ・ブッダは何を発見したか」なる記事があるので、そこから結論部分を転載する。
その真理の核心とは、輪廻(=苦)の究極的な原因は根本的な生存欲であり、それを滅ぼすものは智慧であり、そのためには徹底的に輪廻的生存にまつわるすべ
ての事実を観察、考察しなければならない、というものである。これは、ゴータマ・ブッダ以前、誰も気がつかなかった真理であり、これこそゴータマ・ブッダ
がはじめて発見したものであり、ここにこそ、ゴータマ・ブッダの独創性がある。仏教は、この独創性を根拠にして開かれたものなのである。
「根本的な生存欲を滅ぼす智慧」というようなものがあり得るだろうか。あり得るとしても瞑想により得られるものだろうか。
心底エロティストたる俺には「根本的な生存欲を滅ぼす智慧」があり得るとは到底思えない。輪廻を前提とした生存欲の滅定(智慧)、これがブッダの教えの根本であるとするならば、俺はブッダの徒にはなれないなあ。俺は矢張り、土曜日エロス教の開祖にしかなれないようである。
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