もう一度弥勒菩薩に逢いに来るいのちつづけばいのち省み
広隆寺拝観はこれで三度目かなあ、いや、四度目かもしれぬ。ここへ来ると上の写真の十善戒がいつも気になる。
不殺生(ふせっしょう)・・・むやみに生き物を傷つけない
不偸盗(ふちゅうとう)・・・ものを盗まない
不邪婬(ふじゃいん)・・・・男女の道を乱さない
不妄語(ふもうご)・・・・・うそをつかない
不綺語(ふきご)・・・・・・無意味なおしゃべりをしない
不悪口(ふあっく)・・・・・乱暴なことばを使わない
不両舌(ふりょうぜつ)・・・筋の通らないことを言わない
不慳貪(ふけんどん)・・・・欲深いことをしない
不瞋恚(ふしんに)・・・・・耐え忍んで怒らない
不邪見(ふじゃけん)・・・・まちがった考え方をしない
こんなの守れっこないじゃんと思いつつも、古傷がうずいたりいろんなことを振り返り省みる。京都では東寺の立体曼荼羅(菩薩の中心である金剛波羅蜜多菩薩の計六体は後補されましたが、他十五体は全て平安前期を代表する国宝)を初めて拝観し(お奨め、特に梵天、大日如来の光背のいろんなポーズをした諸仏も)、仁和寺を訪ねて、最後に弥勒菩薩に逢った。
※写真の追加。東寺拝観パンフレットより立体曼荼羅を新規購入した複合プリンタからスキャンしたものである。
人生、過ちばかりである。せめて、虚に生きるのだけはよそう、モラルとか倫理ではなくて虚ろであると自分が気色悪いのだから。
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