井上靖と小澤征爾
BShiの番組100年インタビュー「小澤征爾~西洋音楽と格闘した半世紀~」を観ていたら、小澤征爾がいい話をしていたので記録しておく。
スクーター一つで海外に飛び出した小澤がブザンソン国際指揮者コンクールで優勝して仕事が来るだろうと思っていたら、仕事も来ないしマネジメントの話も無い。当てが外れてがっくりしていたら日本国内の仕事の話(群馬交響楽団)が来たので日本に帰ろうかと考えていたところ、井上靖に「帰るな。世界で頑張れ」と諭されて群響の話を断ったそうだ。
ここで日本に帰っていたら世界のオザワは無かっただろうなあ。人間、転機はあるものだ(俺はどうだったんだろう)などと思った。そこで、「井上靖 小澤征爾」で検索したら次のサイトが見つかった。
人生、まさに出会いである。駄句近作「蚊のごとき男の一生ピアノ弾く」に「断然おもしろい。「ピアノ弾く」は自嘲か」との評を頂戴したのが嬉しかった。
※写真は2008年小澤征爾が文化勲章を受章した時の記者会見の様子。日本国政府が小澤に先んじて森光子に文化勲章を与えたことを俺は忘れない。
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