「渚にて」鑑賞終了
1964年、第3次世界大戦-核戦争-が勃発。世界全土に放射能汚染が広がり南半球のオーストラリア周辺の一部を除いて、人類は絶滅してしまった。本国に帰還できなくなった米国の原子力潜水艦はメルボルンに入港するが、その地にも死の灰は迫っていた……。
という映画なのだが、今日の午後、集中的に鑑賞できた。
重苦しい映画である。また、結末は(若干の救いはあるかと密かに期待しつつ観ていたのだが)「まだ、時間はある」という横断幕だけが淋しくはためているというものだ。
そしてまた、こういう状況に置かれたら、こんな静かなものではないだろう、もっとハチャメチャになるだろう、窃盗強盗強姦殺人要するに筒井康隆ワールドだろうなどと想像してしまうので、そういう意味での違和感も残る。
スタンリー・クレーマー作品では何と言っても「ニュールンベルグ裁判」と思う俺には静謐すぎる映画だった。
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