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2009年8月16日 (日)

人類が(懲りずに)惹き起こす大量殺戮の原因は何だろう

久しぶりにアバウトミーの質問を作った。

この質問を作ったきっかけは哲学お喋りパーティでのコメントとその数日前に読んだ日経記事(サル学から見た人類の戦争の起源)である。

哲学お喋りパーティに俺が書いたコメントを転載しておこう。

先日の日経記事を思い出しました。「サル学から見た人類の戦争の起源」からの転載です。B85c0

今年も2日後に太平洋戦争の終戦記念日を迎える。わが国は64年間、平和の道を歩んできた。地球上では、民族や宗教の対立に起因した紛争が絶えない。長年、ゴリラなど大型類人猿の研究を重ねてきた京都大学教授の山極寿一さん(57)は京都市北白川追分町の人類進化論研究室で、チンパンジーの群れの戦いと、人類の戦争の違いについて、まず話し始めた。

 「チンパンジーの群れと群れとの衝突が、これまでに目撃されている。この衝突が、人類の戦争と根本的に異なるのは、個々のチンパンジーは自己の利益のために戦っていること。これに対し人類の場合は、自分たちで作り出したユニークな社会性を背景にして、共同体の利益のために戦争をするのです」

 ということで、人間が惹き起こす大量殺戮(さつりく)の原因は「言語の出現」「土地の所有」「死者の利用」の三つ との主張です。

私が思うに、上の三つは、言語→観念による自己の肥大化(家族愛→民族愛→国家愛→排他愛、そして、利己の肥大化)としてくくれるように思います。 たしかに、愛は素晴しいけれど、他方で愛は執着(その原因は観念による肥大化)でもあります。執着しない愛があればいいのになあ。

あ、そうか。オペラの主人公はたいてい愛しつつ死にます(椿姫、トスカ、トリスタンとイゾルデ等々)。これは執着しない愛願望の表れかもしれません。

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