楽典勉強中→純正律と平均律
楽典勉強、テキストは池辺晋一郎「おもしろく学ぶ楽典」。
純正律と平均律の差異がよくわからなかったのでネット検索してわかりやすい記事を発見。
何度も言うように音程は比率の感覚ですから,ドレミファソラシドは等間隔に並んでいるのではありません。この音階の中にある比率を整理すると,ド:レ: ミ:ファ=ソ:ラ:シ:ド’ ド:ソ=ミ:シ=ファ:ド’ となっています。つまり,ドレミファとソラシドは,調は違いますがどちらもドレミファと聞こえますし,ミシ,ファド’の跳躍も調は違いますがドソの音程と 同じ様に聞こえるわけです。単純な比率を持つ音どうしは,振動のエネルギーを受け渡しやすいという性質(共振)を持っていますので,それらの音は非常によ く響き合います。この音階はそのような単純な整数比の音程からできていますので,自然に響き合う音階です。これを純正調の音階といいます。純正調音階は, もともと自然法則に基づいて響き合う音を連ねたものですから,神が作った音階と言えるのではないでしょうか。
しかし、この音階の決定的な欠陥は転調ができない点にあります。例えばニ長調では、レとラの比率は(3/5)÷(8/9)=27/40であり、完全5度の 音程2/3にはならないので、ニ長調の音階は不自然で聞きづらいものとなってしまいます。この欠陥は,音楽が発達し複雑になってくると,その発達を阻害す るようになってきました。そこでこの困難を克服するために開発された音階が平均律による音階です。まるで数学の世界において,自然数だけでは議論が十分に できなくなり,数を整数,分数,無理数,そして虚数と拡張していった歴史に似ています。次の節で,平均律の音階の仕組みを見ていきましょう。
要するに、純正律は整数比に従って作られる音階だから和音がよく響く(例:完全5度)けれど転調が不可能になるのが欠点(例:転調すると完全5度が整数比にならなくなる)。そこで、整数比を捨ててオクターブを均等に7等分して作ったのが平均律ということだ。平均律は和音の美しさを少々犠牲にして転調による音楽の発展を採ったのである。
ちなみに、上のリンク元に純正律と平均律の音源があるのでご興味のある方は視聴されよ。違いを聞き取れなかった俺は…くっすん。
2010年03月21日(日)
4:00起床。MET「蝶々夫人」終幕、演出(故アンソニー・ミンゲラ+カロリン・チョア)が最大の主役、インチキ・ニッポンは多少あるものの「夫」を思い息子のために自死するヒロインを浮き彫りにした。仲道郁代「ショパンのミステリー」、ショパンの時代のピアノは繊細で敏感だったのだ。
posted at 07:41:39
@biwaprancer おはようございます。天候回復の見込み、歩いてプールに向かう朝です。posted at 08:06:59
パトリシア・ラセットという人です。詳しく書いてくれてるブログを見つけました。http://bit.ly/d8xlmt @sakutaro77 MET「蝶々夫人」のヒロインは誰が演じて?
posted at 10:54:24
ブログ更新→ただいま それぞれの居場所/上映される機会があまりないようだが、時折HPをチェックして観賞するようにしよう。初蝶やジーパンで行く六十路坂http://bit.ly/9h8TMI
posted at 15:16:23
純正律と平均律の差異がよくわからなかっのでネット検索してわかりやすい記事を発見→http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/museum/music/page52_1.html
posted at 19:27:16
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