マーラーと井上ひさし
N響アワーがマーラー生誕150年を記念して月1回特集を組んで交響曲全11曲を紹介する。先週(第一回)は5番、来月は9番だ(もちろん全曲放送する時間はな
い)。
恥ずかしながらこの俺は二十歳の頃からマーラーファン。あの分裂症的躁鬱病的誇大妄想ニヒリスティックヒロイズムがたまらなかったのだ。歳をとって
ちょっとうるさすぎるなあと思わないでもないが、その一方、先日生聴きした9番(とりわけ終楽章)ブロムシュテットN響の渋味もわかるようになった。(自己催眠のせいかもしれないが)涙ぐんでしまい今生の演奏会となった。
そんなことを思っていたら井上ひさしの訃報。昨日のNC9が井上の座右の銘を伝えていた。
むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく おもしろいことをまじめに まじめなことをゆかいに そしてゆかいなことはあくまでゆかいに
「そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」がいいなあ。井上もマーラーも「あくまでゆかいに」表現を追求したと思うのである。そこで、マーラー「大地の歌」最終曲「別れ」から「愛する大地は春になれば至る所で花咲き新緑に萌える!至る所で永遠に、永遠に遥か涯まで青く輝く 永遠に 、永遠に」で曲は終わる。
2010年04月12日(月)
4:10起床(3時過ぎに小用、悪い夢をみたせいかその後眠れず)。クルト・マズアとゲヴァントハウス管弦楽団「平和的革命」を祝う演奏会再生なう。寝床の中で昨日の花見をひねった句。吉宗の江戸の名残の桜散る #jhaiku #haiku 「桜散るあなたも河馬になりなさい」坪内稔典。
posted at 04:31:13
ブログ更新→吉宗の江戸の名残の桜散る/ブロムシュテットN響マラ9を聴きに行くついでに(ちょっと足を伸ばして)飛鳥山散歩(JR王子駅すぐそばとは知らず)。この地を桜の名所に仕立て上げたのは、八代将軍徳川吉宗だそうで、散り始めの残花を楽しめた。http://bit.ly/awiZ7h
posted at 05:37:18
@biwaprancer おはようございます。ヤルヴィ/カンマーフィルでベートーベン8番、すっきり爽やか新鮮な演奏の朝です。
posted at 05:42:00
“スコラ” 坂本龍一 音楽の学校、今回はバッハに到る流れ。三度の発見(完全五度が協和音、三度は不協和音とされていた)がポイントとのこと。勉強になるなあ。
posted at 07:40:01
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- もう踊れぬファンダンゴ 行進は泥団子(2014.11.30)
- ノリントンN響ベト7(2014.10.20)
- 復活×新田ユリ×エレティール(2014.10.12)
- 交響曲第10番 (ショスタコーヴィチ)勝手に名付け親(2014.09.23)
- コパチンスカヤ(2014.08.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント