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2010年5月31日 (月)

武満徹作曲賞2010本選演奏会

BSにっぽんの歌ショスタコ8番/アニハーノフ東京ニューシティエクセルシオ試演会と四日連続コンサート最終日の昨日は現代音楽。

(審査員:トリスタン・ミュライユ、指揮:大井剛史、東京フィルハーモニー交響楽団)

第1位    ホベルト・トスカーノ(ブラジル)
... FIGURES AT THE BASE OF A CRUCIFIXION
  (賞金100万円)
第2位    アンドレイ・スレザーク(スロバキア=ハンガリー)
Aquarius
  (賞金75万円) 
    難波 研(日本)
Infinito nero e lontano la luce
  (賞金75万円)
第3位    山中千佳子(日本)
二つのプレザージュ
  (賞金50万円)

自由席千円チケットを握り締めてオペラシティコンサートホール、早めに並んでいい席にありついた。一階席横通路傍の中央列に上のファイナリスト四人、その後ろの列は緩衝のためか空席、その後ろのいわばS席なのだ。

トスカーノ作品(ちよっとうとうと、印象最も薄し)、難波作品(日本的響きが売りみたい)、山中作品(面白かったのだが終盤サイレンが出て幻滅。 抽象的音響にサイレンの具体性はそぐわない)、スレザーク作品(最も保守的。審査員が冒頭リゲティを思わせる響きとコメント)の順で演奏。俺の予想は一等 賞、スレザークかなあでも驚きに欠けるかもだった。

審査員:トリスタン・ミュライユ氏の講評を聞いて結果発表、たまたま後ろを見ると池辺晋一郎が奥様らしき女性と来ていた。終演後のロビーでポロシャツ姿に戻った指揮者と握手などされていた。

とにもかくにも満足。また来年も多分、来るだろう。最後にトリスタン・ミュライユの講評の一部。

そうなってくると、これらの曲の中で何らかの形で順位をつけるということは難しいです。昨年の審査員ヘルムート・ラッヘンマンさんが、「雅楽、 ウィンナワルツ、ニューオリンズのブルース、インドのラーガ、この4つの間の順位をつけることは不可能だ」というような事を仰ったそうですが、私もまった くそのとおりだと感じます。今日の演奏会においてどなたが雅楽で、どなたかニューオリンズだったかというのはもちろんありませんが、私自身が残念ながら ルールに従うべき審査員であるということを申し上げているわけです。それは最終的な主観な判断になりますので、申し訳ありませんが今日はそうだったと思っ て頂ければと思います。

2010年05月30日(日)

たしかに、目的は手段を正当化するとは限りません。@okkun0219 沖縄の方々を愚弄 RT @doyoubi: @okkun0219 @biwaprancer @nyamske 外交戦争、新しい段階。のらりくらりして痺れを切らした海兵隊を追い出す、そういうハトポッポ作戦
posted at 05:09:40

@nunu_unu 「心も体も贅沢な1日」、ありがとうございます。生かされている幸せです。posted at 05:10:58

4:35起床。「炎のコバケン こころコンサート」http://bit.ly/b6AzrG 、昨日のエクセルシオの感動http://bit.ly/a92rTz を反芻しながら聴いている。演奏の上手下手もあるけれど演奏者/作曲家の心を感じ取った気分に浸るのが聴楽の醍醐味なり。
posted at 05:53:50

@biwaprancer おはようございます。演奏会四日連続の最終日、今日は現代音楽作曲コンクール本選会を聴きに行きます。
posted at 06:46:13

@gengengo @CAZVO @yurin0929 @nyamske おはようございます。初夏なのに寒い朝です。半袖でがんばっていますが。
posted at 08:36:00

スコラ坂本龍一(ジャズ編)の感想を追加。ドラム&ベース編を新規作成所存。 http://togetter.com/li/18058
posted at 08:48:34

スコラ坂本龍一(ドラム&ベース編)第一回。成り立ちはディキシーランドジャズの太鼓とチューバだけれどチューバがコントラバスに代わりリズムの基本を打つ、他方、ドラムはアフタービートが主流となる。これだけだとなんやポップスの話かでオシマイだがバッハ通奏低音、軍楽隊などが登場してスコラ。posted at 08:57:26

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