理性と情報と想像力・実行力が国力の基本
昨夜のNスペ「灼熱アジア 第4回 日韓中 緑色戦争」が面白かった。内容は
激烈な工業化で世界最大の汚染発生源ともなった中国を舞台に、将来の80兆円市場と言われるグリーンビジネス(環境ビジネス)の主導権を争う“緑色戦争”の火ぶたが切られた。
先陣を切ったのは、半導体、液晶と、日本から次々に盟主の座を奪った韓国。「低炭素・緑色成長」を国策に掲げ、環境産業でも市場制覇を目指す。韓国政府は、中国政府と太いパイプを作り、環境関連企業を現地に送り込んで中国側が抱える具体的な問題を次々に解決。今年は、大気汚染防止装置を開発するジェイテックが、深刻な汚染問題を抱える炭鉱地帯に進出した。
一方、日本も中小企業を中心に韓国企業の厚い壁に阻まれながらも、得意の自社技術を活かし中国の環境分野に続々と打って出る。排水処理装置を売り込む大和化学工業は、自前での生産をあきらめ、装置技術を中国企業に開示して生産を委託、決死のビジネスモデル大転換をはかった。今度はそこに環境技術育成を狙う中国の思惑が複雑に絡む。
中国の緑色戦争の勝者こそが、ASEANからアジア全土、そして世界の環境産業のリーダーシップを手にする。国ぐるみで海外進出を狙う韓国、技術の優位性を活かしたい日本。次世代環境技術の世界標準を決する戦場と化したアジアを舞台に、日韓中の攻防を追う。
政府間のパイプを基軸に商売しようとする韓国、徒手空拳で中国に乗り込んで儲けようとする日本の小企業(従業員24人)、さてどうなるかはこれから。
尖閣も断片、上のようなNスペも断片。所詮、メディアは断片しか伝えられない。断片から全体を推し量るのが想像力。作った仮説を実地で検証するのが実行力。理性と情報と想像力・実行力が国力の基本なのだろうなあ(口で言うのは容易いけれど)。ちなみに、哲学的には
真理の基礎づけ主義・反映主義から構成主義への転換である。人間とは独立に存在する真理を人間が鏡として反映するのではなく、現実・実在をモデル化・理論化することにより客観(真理に替えて客観=間主観)を構成するのである。
まあ、こういう番組を作れるのがお役所NHK。韓国でこんな番組を放送しているかどうかは不明だが、中国ではまだ無理だろう。でもいつか、銭儲けのためにも情報公開と民主化が必要となることは間違いない。
NHKスペシャル 周恩来の決断―日中国交正常化はこうして実現した NHK取材班 日本放送出版協会 1993-03 by G-Tools |
中国共産党はその役割を終えつつある。上手にソフトランディングして欲しい。俺の安楽な老後のためにも。
2010年11月14日(日)
12:45起床。ステージの余熱のほてり残りゐてこどものごとく目覚めたりけり こんな時間に起きちまったよお。打上げから帰宅して缶第三のビールと缶チューハイ飲んで9時前には寝たと思う。国立モスクワ合唱団。第九は今年で卒業、来年はロシア民謡(歌おう会のチラシを見かけたなあ)。
posted at 01:01:13
広上淳一京都市響×河村尚子でラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲、河村の大胆硬質ピアノでこの曲の真髄に触れたような気が。甘くロマンチックな曲ではないことを実感。あの美しいメロディ登場の必然性もなんとなく理解できた(ような気がする)。http://bit.ly/c6TbnA
posted at 04:14:02
@sunajopon@biwaprancer @azumizoku @itutubosi @kgussan @udonenogure1 他の皆様、おはようございます。連作小話次回作は「髪結い亭主物語」にしようと決めた朝です。オチがまだ思いつかないけれど。
posted at 05:12:39
一夜明けほてり残りし兎かな #jhaiku #fhaiku #haiku #kigo RT @sunajopon: @doyoubi おはようございます。ずいぶんな早起き驚きました。
posted at 07:54:52
#twnovel 俺はスカタン、根性なしやなあ。つくづく思う。アメリカ留学して取得したMBAを勲章に人も羨む某都銀に入行。そこまではよかったが、研修後配属された営業店でセブンイレブン過酷労働。その上、徹底した目標管理で上司に絞られる。三年もたんかったわ。鬱病になってしもたんよ。
posted at 08:10:06
シューベルト弦楽四重奏曲15番「この曲は人類のためのレクイエムである」ヴェロニカ・ハーゲンなう。45分という長大な曲、演奏はハーゲンQ。そのうちヘッドホンでじっくり聴こう。ちなみに、YouTubeを探したらハンガリーQの静止画動画があった。http://bit.ly/9cYi9e
posted at 17:34:22
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