内田樹「寝ながら学べる構造主義」第2章「始祖登場 ソシュールと『一般言語学講義』」
構造主義前史で疎外(マルクス)抑圧(フロイド)畜群(ニーチェ)と地ならしした後、話はソシュールに進む。
構造主義の始祖は言語学者ソシュール(とされている)。彼の発見をひとことで表現するならば①ことばは『ものの名前』ではない(カタログ言語観の否定)②従って、ことばの意味は個々のことばにあるのではなく、その言語システムの中で、あることばと隣接する他のことばとの「差異」である。
このソシュールの発見は、「現象の背後に真理や実在があるとするのではなく、現象のこちら側(記号世界・価値世界)に真理、実在、論理のモデルを作るしかない」(真理より道理、実在より現象)という考え方、すなわち、俺が名付けるところの「モデル論的転回」につながったと思うのだ。以下、ソシュールに関する参考リンク。
ソシュール言語学が構造主義にもたらした最も重要な知見は、「ことばは『ものの名前』ではない」ということである。
言語活動は「分節する」作業そのものであり、名前がつくことで、ある概念が我々の思考の中に存在するようになる。
ただ普通に母国語を使って暮らしているだけで、我々はすでにある価値体系のなかに取り込まれており、自分の属する言語共同体の価値観を承認し、強化しているという事実をソシュールは教えてくれた。
上のリンクはググッて見つけたオンライン読書会からの転載。wikiの技術を使って(ウイキペディアなどで使われているみたい)オープンに読み書きできるサイトである。本のエッセンスをこうやって転載ですませられるから楽チンだ。
2010年12月04日(土)
4:05起床。びわ湖ホール「トリスタンとイゾルデ」、前奏曲を聴いた範囲ではオケの音が薄い(沼尻竜典/大阪センチュリー響)。各幕冒頭にチャプター付けしてダビング行き、ああまた在庫が増えるう。清水直子アウラータQシューベルトます、ちょっとねっちゃりしてるなあと思いつつブログ更新。
posted at 05:18:27
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ワーグナー 楽劇 トリスタンとイゾルデ バイロイト祝祭劇場2009 [Blu-ray] [Import] ロバート・ディーン・スミス イレーネ・テオリン ミシェル・ブリート ペーター・シュナイダー(指揮) バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 エバーハルト・フリードリヒ(合唱指揮) クリストフ・マルターラー(演出) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |
@sunajopon @biwaprancer @azumizoku @itutubosi @kgussan @udonenogure1 他の皆様、おはようございます。ブログ更新したら後は余生の朝です。
posted at 05:20:15
#twnovel 八千万よぉ、あのオヤジ、やっぱり相当貯め込んでいた。何十年かするとこれが私のものになるんだ。考えちゃうなあ。今までに付き合った男はみーんな、エゴイストばかり。結局は体だけが目当てなのよね。だったら結婚という生活安定+合法的売春もいいかも。悪い男じゃなさそうだし。
posted at 05:23:45
冬晴れやいのち余さず一日を #jhaiku #fhaiku #haiku #kigo 「冬うらら海賊船は壜の中」中村苑子 RT @sunajopon: @doyoubi おはようございます。朝から余生とは豪勢な。わたしは夜まで余りません。
posted at 07:41:36
内田樹「寝ながら学べる構造主義」第一章「構造主義前史」エッセンスを「オンライン読書会」に投稿してみた。 http://bit.ly/ejCqB1 ほんのちよっぴりwikiの練習になったぜよ。posted at 16:44:22
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