« 構造主義早わかり | トップページ | ハイビジョン特集「生き抜く 小野田寛郎」 »

2010年12月17日 (金)

一生は遊びなんです冬の虫

TV極楽の毎日、昨日はハイビジョン特集「立川談志 71歳の反逆児」(2007年番組の再放送)だった。こんな番組である。

壮絶だった。

「老いさらばえたくない」「元気なままで早く死にたい」。かつては65歳で死ぬことを宣言していた立川談志が70歳を越えて、何故自分は死ねないのか、と向き合う日々を密着取材で描ききったドキュメンタリー。

20代のときに、名著と呼ばれる『現代落語論』をものすなど、ものを考え、書くことを、落語と同様得意にしてきた立川談志は、「落語とは人間の業の肯定である」という名言を残しているが、70を過ぎて、自分の「老い」という業に悩まされる。とても、人間の業を「肯定」出来ていない状況にある。

クライマックスは2006年7月のホーチミン公演。ここで、十八番の「芝浜」を、途中で忘れるという失態を起こす。(観客に待ったをして、雑談をしながら思い出して切り抜ける)普通の70歳の落語家なら気にしないだろう。しかし、自分は立川談志なのだ、という強烈な自負、プライドがその失態を許さない。事実、談志の「芸」にかける才能と熱意は、画面から伝わってくるものだけから見ても、他の追随を許さないほど強烈なものだった。

ラストでは、「芝浜」を見事に演じきった三鷹公演、「芝浜」を演じることから逃げたよみうりホール、という正反対の行動選択が映し出される。立川談志の、自己との戦いを、それこそ「死ぬ」まで終わることの無い戦いを見せ付けられる、凄い番組だった。

「落語とは人間の業の肯定である」などと小賢しい屁理屈を捏ねる気障野郎だが、気合は凄い。二ツ目昇進試験で弟子を罵倒すること罵倒すること。思うにこの人、本性は生真面目なんだろうなあ。爆笑問題太田が番組で言っていたが「いつか気が狂うのではないか」ぐらい生真面目なのだ。

俺はこんな人の爪垢ほども欲しくない。俺は遊び人だと思いながら観ていたら一句浮かんだ。

 一生は遊びなんです冬の虫

冬の蚊やこおろぎのように息絶え絶えになっても遊びたい楽しみたい。「二十年資本に仕え覚えたり全ては仕事全ては遊び」なのだから。

人生、成り行き―談志一代記 (新潮文庫) 人生、成り行き―談志一代記 (新潮文庫)
立川 談志 吉川 潮

この落語家を聴け! (集英社文庫) 落語CDムック立川談志 1 (Bamboo Mook) 談志 最後の落語論 莫山つれづれ (新潮文庫) 笑芸人 しょの世界 プロも使えるネタノート (双葉新書)

by G-Tools

2010年12月16日(木)

2:50起床。「大河に時は流れる」ボルガ河 民族復興の大地をゆく、ソ連崩壊後のイスラム教、ドイツ系など民族文化復興の物語。カルムイキア共和国というヨーロッパ唯一の仏教国(チベット仏教)があるのを知る。そのイリュムジーノフ大統領が仏教復興経済開発に大きな力となっているそうだ。
posted at 06:16:35

@sunajopon @biwaprancer @azumizoku @itutubosi @kgussan @udonenogure1 他の皆様、おはようございます。今日は句会吟行、天気が悪くなくて幸せな朝です。
posted at 06:19:53

#twnovel 息子には勉強だけではなく音楽やスポーツや遊びやいろんなことに触れて豊かな人間性に目覚めて欲しかったのだけれど、私の意見なんて聞きやしない。バブル崩壊就職氷河期などを持ち出してガリ勉こそは人生の基礎工事などという。挙句の果てには母親責任放棄だと罵る。幻滅したわ。
posted at 07:20:01

この国に生まれ死ぬるや白障子 #jhaiku #fhaiku #haiku #kigo
posted at 08:41:17

短日や心貧しく暮れぬるを RT @sunajopon: @doyoubi おはようございます。こちらは曇天。開くたび言葉貧しく日記果つ
posted at 17:46:35

今日の吟行まずまずなり→縄文のヴィーナス笑ふ枯野かな 着ぶくれて縄文人と目を合はす 古民家を訪ふ人もなし冬木立 極月や若者並ぶパチンコ屋 熱燗や吟行五句をひねりたる #jhaiku #fhaiku #haiku
posted at 17:51:50

ハイビジョン特集「立川談志 71歳の反逆児」鑑賞なう。一生は遊びなんです冬の虫 http://doyoubi.at.webry.info/201012/article_25.html #jhaiku #fhaiku #haiku
posted at 19:24:02

|

« 構造主義早わかり | トップページ | ハイビジョン特集「生き抜く 小野田寛郎」 »

「俳句」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 構造主義早わかり | トップページ | ハイビジョン特集「生き抜く 小野田寛郎」 »