ローエングリン聴き比べ
バイロイト2011「ローエングリン」生中継、録画して在庫二ヶ月、三日間かけて全6時間ようやく観終えた。ワーグナーって若い頃はエエカッコしたくて指輪(年末になるとFMが放送していた記憶あり)、トリスタンとイゾルデ(名曲喫茶で何度もリクエストして暗い顔して長時間、音だけを聴く。あの頃は両切りピースを吸っていた)。だけど、ローエングリンには縁がなくて(つまりはテレビが放送してくれなかったということ)今回がちゃんと鑑賞初体験。
白鳥の騎士に窮地を救われたのに結婚初夜、女(お姫様)は誓いを破って騎士の名前を訊いてしまい騎士は去っていき女も死んでしまうという悲劇。要するに、男は「いま、ここ」だけでいいのに女は愛の永続を欲望する(だから男の素性を知りたい、あなたの全てを知りたい)、その葛藤がテーマなんだろうね、ワーグナー君。
ところで、騎士を歌ったのがクラウス・フロリアン・フォークト(来年日本でも歌うらしい41歳)。柔らかな美声という評判だけれど、輝きが足りない平板だと俺は(エラソーにも)納得出来なかった(上のYouTubeは2006年バーデンバーデン)。
そこで、「はるか遠い国に」(『ローエングリン』第3幕から)聴き比べ。まずはマリオデルモナコ(ここに埋め込みたかったのだが、埋め込み禁止になっているのでリンクをクリックしてね)。
これは余りにも色男すぎる、もう少し深みがないとナアと検索するとカウフマン登場。
渋い。バリトンかと思うほど重みがある。以上、人は様々声も多様。多様性こそ豊かさである。
ワーグナー:歌劇《ローエングリン》 [DVD] ワーグナー カウフマン(ヨナス) ハルテロス(アニヤ) コッホ(ヴォルフガング) シュスター(ミヒャエラ) フィシェッサー(クリストフ) バイエルン国立歌劇場合唱団 by G-Tools |
2011年10月25日(火)
@doyoubi は23145日生きた。人生あと6855日しかない。今日は有意義だったか? #30thou http://t.co/zqTPeoUK
posted at 00:37:20
2011年10月24日を普通に過ごした。"バイロイト2011ローエングリン第一幕所々居眠ったかフォーク..." http://t.co/zqTPeoUK #30thou
posted at 05:30:06
Bach - Goldberg Variations, BWV 988 (for string ensemble) http://t.co/bDM7GPFQ via @youtube 静止動画だけれどシトコヴェツキー編曲・指揮による演奏。http://t.co/dWCzrkis
posted at 07:03:52
10.翻訳可能でも概念枠は異なりうる:「なるほど、牧畜民たちの言葉は日本語に翻訳できるかもしれない。しかし、彼らが使いこなしている言葉が、われわれにはとても使いこなせないような日本語に翻訳されるかぎり、それは翻訳可能ではあっても、異なる概念枠をもった異なる言語」と言うべきだろう。
posted at 09:39:53
11.そんなにたくさんは考えられない:行為空間(私の行為に関わる可能性)+世界像に反する概念+習慣外の概念+所有してない概念=論理空間(論理的可能性の総体)。財布の中の札はひとりでに増えない(世界像)、地雷を気にして歩いてはいない(習慣)、碁を知らないから厚みが判らない(所有)。
posted at 10:02:43
12.一寸先は闇か:「われわれは行為空間の中で証拠の支えを信頼するのであり、行為空間そのものは証拠によって支えられたものではない。それはわれわれはの根拠なき生き方にほかならない。われわれは、一寸先は闇の論理空間の中で、一寸先は闇ではない生き方をしている」。斉一性の原理に根拠は無い
posted at 18:02:19
13.ザラザラした大地へ戻れ!:「論理空間は<神>の住み家であろうが、しかし、論理空間は<人間>が張るのである。本性と習慣によって囲い込まれた行為空間において初めて、「以下同様」という言葉は効力をもつ。そして「以下同様」の力によって初めて論理空間は形成される」。例:自然数の全体
posted at 18:31:44
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- もう踊れぬファンダンゴ 行進は泥団子(2014.11.30)
- ノリントンN響ベト7(2014.10.20)
- 復活×新田ユリ×エレティール(2014.10.12)
- 交響曲第10番 (ショスタコーヴィチ)勝手に名付け親(2014.09.23)
- コパチンスカヤ(2014.08.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント