「私」と「私たち」と山田洋次
BSが放送した「山田洋次 50年の時が過ぎて」、例によってNAVERしたら、山田作品の俺の中での整理がついた。
寅さんシリーズで松竹の売れっ子監督となった山田は会社に無理を言える立場になったので念願の「私たち」映画民子三部作(「家族」「故郷」「遙かなる山の呼び声」)を作ったが、あんまり売れなかった。ただ、その間に作った「幸福の黄色いハンカチ」は全く別物、山田の最高傑作といってもいいだろう(「私たち」の映画ではなかったのもヒットの一因だろう」。
そこで、後の「学校」で山田は「私たち」から「私」に転向したと俺は決めつけてしまおう。「私たち」には「私」を掘り下げることによってしか到達できないのだ。いきなり、「私たち」は連帯しよう、起て万国の労働者、一人は万人のために万人は一人のためにと言われてもついていけないからだ。
その後、山田は「私」を捉え難くなった現代を避けて時代劇を何本か撮っている。山田洋次80歳、新藤兼人を乗り越えて世界一長命現役監督になってくれたら嬉しいなあ(当然、俺は生きていないと困る)。「私たち」の前に「私」があるのだから長生きしなくちゃ。
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2012年01月11日(水)
@doyoubi は23223日生きた。人生あと6777日しかない。今日は有意義だったか? #30thou http://t.co/zqTPeoUK
posted at 00:22:59
2012年01月10日を普通に過ごした。"「海の牙」ルネ・クレマン1947/ナチス崩壊前後の潜水艦人間模様、こういう設定は好き。山田洋次50年前編バブル崩壊まで/「私たち」と「..." http://t.co/zqTPeoUK #30thou
posted at 05:33:35
BSシネマ「海の牙」 - NAVER まとめ http://t.co/60vnGy19終戦後なのにナチス潜水艦に拉致されたフランス人医師の視点から語らせているのがアイデア。ラスト、医師が孤独と死の淵で書いた記録がヒットしそうな予感を観客に抱かせるのが秀逸な佳作。涙とか感動はないが
posted at 07:04:39
@biwaprancer おはありございます。アメリカにメール便をコンビニから送れるのだろうか、思案の朝です。
posted at 08:14:30
doyoubiをフォローしている誰か(それはあなたかも)と、lotmasterさんが二郎食べたいそうです。二郎食べたい同士になりませんか? http://t.co/um2uxXMf #gohantabeyoposted at 11:10:03
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー ピアノ・リサイタル- - NAVER まとめ http://t.co/CiFQ0fUm録音。月光が始まってすぐこれは凄いと感じた。速いパッセージやトリルはちゃんと指が動いてないようだけど、そんなのどうでもいい。全身全霊音楽だった。
posted at 18:31:46
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