終活は信仰遊び薔薇の門
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書) 橋爪 大三郎 大澤 真幸 by G-Tools |
昨日はShin定演準備暗譜作業を放り出して「ふしぎなキリスト教」を第2部イエス・キリストとは何かまで読了。いったい、キリストは人なのか神なのかその両方なのか、イエスは何故処刑されたのか、裏切り者ユダの存在理由は何なのか等、確かに(考えてみれば)キリスト教は謎だらけの宗教だ。
この本を手にとるに至った理由はいくつかあるが、
ひとつは映画「嫌われ松子の一生」。松子の他人依存症の生涯から翻って考えて人生の縦軸を深彫りすれば信仰に至る可能性があることに気付いたこと。
あ、そのだいぶ前にクラシック音楽(例えばマタイ受難曲)をもっと深く味わうためにはキリスト教をもっと知らないといけんなあと再認識したのもあるし、
オペラ「ハムレット」で生きるべきか死ぬべきかという彼の懊悩は「神の裁きに先立って自分が復讐してはならない」という認識もある。
そしてたまたま、100分de名著「旧約聖書」が現在放送中。これによってユダヤ教の根本を理解(したつもりに)しつつあり。
神との契約・律法(十戒)、神の前に人は平等という思想は出エジプトというユダヤ民族の苦難経験から生まれた。人は人に支配されてはならない、人を支配するのは神と神が定めた契約・律法のみ。
罪の思想の発生(現世利益信仰からの脱却)は、
アッシリアに攻撃されたとき、守ってくれない、役立たずの神であるヤーヴェは、普通だったら、御利益がないと、ユダヤ民族に見捨てられても当然でした。しかし、南の王国(ユダ王国)は、残っていたので、ユダヤ人は、ヤーヴェを救う論理を考え出しました。それが、罪の概念、契約概念です。
そんなこんなで、俺の宗教研究乃至信仰ごっこが俺の終活なのだに至った次第。そういう訳で神がどうしたこうしたとつぶやくのが多くなるだろうけど、決して神がかりになったのではないからご安心を。
『旧約聖書』 2014年5月 (100分 de 名著) 加藤 隆 by G-Tools |
2014年05月14日(水)
ランカトーレと「無農薬リンゴ」と西田敏行太鼓腹怪演 plaza.rakuten.co.jp/doyoubidayo/di… 「奇跡のリンゴ」絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に成功し、“奇跡のリンゴ”として大きな話題を集めた青森のリンゴ農家・木村秋則の実話の映画化。感動作なのだろうが途中からスマホ
posted at 05:08:11
西友で売ってたSPITFIRE(スピットファイア)【500ml瓶】を飲んでみた canbeer.seesaa.net/article/391569… イギリスっぽい嫌味乃至苦味あり。定番ヨーカドーのベルギーがよし、
posted at 18:52:02
神の与え給うた試練と桃源郷と持統天皇 plaza.rakuten.co.jp/doyoubidayo/di… 古代史ミステリー「古事記 国家統一の物語」NHK BS歴史館/持統天皇は天照大御神のモデルとのこと。権威(天皇)とは別に権力が存在し権威と権力の二本立てが日本(ニホンはニホン)とのわかりやすい俗論
posted at 05:22:24
RT @szToKo: 旧約聖書の解説で「神は守ってくれなかった」→「それは民の『罪』のせい」(そう考えなかった人は退場)→「強固な一神教の確立」の流れを、夫婦関係になぞらえて「夫が放蕩するのは妻がダメなせいで常に夫は正しい、と考えるようなもの」って喩え見事。 #100分de名著 #etv
posted at 08:25:53
神は我が魂の沈黙せる観察者、それ以上でも以下にも非ず。
posted at 09:38:20
「ふしぎなキリスト教」橋本大三郎は「ユダヤ教には、原罪という考え方はない」と言い切っている(P47)が、100de名著「旧約聖書」は<北イスラエル王国が滅ぼされたという事実…それでも「神は正しい」とするために、民族全体が「罪の状態にある」ことにしなければならなかったのだ>とする。
posted at 14:59:05
『100分で名著 旧約聖書』一言でいうなら、「神が動くのを待つ」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる dain.cocolog-nifty.com/myblog/2014/05… #Zenback @Dain_sugohonさんから
posted at 14:59:45
| 固定リンク
「哲学」カテゴリの記事
- 時間の重層化(2014.10.27)
- 短歌と俳句(2014.08.31)
- 生き急ぐ歳にはあらず通勤の各駅停車哲学史読む(2014.07.11)
- 神探す唯物論者梅雨の底(2014.06.24)
- 戸田山和久「哲学入門」読了(2014.06.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント