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2014年9月10日 (水)

霊性(スピリチュアル)とは何か

宗教改革の精神―ルターとエラスムスの思想対決 (講談社学術文庫) 宗教改革の精神―ルターとエラスムスの思想対決 (講談社学術文庫)
金子 晴勇

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今日から金子晴勇「宗教改革の精神」を読み始めた。ルターとエラスムスの自由意志論争を主題とした本だが、その前段として両者の人間観を比較考察している。それによると、エラスムスは二元論(精神と肉体)、ルターは三元論(霊、魂、身体)。

これを説明するべくコピペ対象記事検索発見。そこから、コピペさせて頂く。

ルターはまた、人を神殿にたとえてもいます。身体は前庭、魂は聖所、霊は至聖所(奥の院)です。身体は可視的なものを対象として感性 sensibilityを働かせます。魂は存在の理解できる法則を対象として理性reason/mindを働かせます。霊は不可視的な永遠の事物や神の言 葉を対象として信仰faith/spiritualityを働かせます。

ところが、近代・現代人は、人間を理性と感性を持つものと見て、心の深みである霊性を無視しがちです。神の内にある平安を見失っています。「なぜ生き ているのか」「何のために生きているのか」「毎日繰り返される体験の意味は何か」「自分はなぜ病気なのか」「自分はなぜ死ななければならないのか」「死ん だあとはどうなるのか」「人間に生まれ、人間として生きているということはどういうことなのか」などなど。

これらの霊的な問いは、日常生活で感性や理性が円滑に動いている間は眠っています。苦痛や試練が来たときも、さし当りは感性と理性をフル回転させて対 処しようとします。そして自力では対処できないとなったとき初めて、聖なるものに対して受け身の態度に取り変わるのです。人の霊が目覚めたときには、受け 身の信仰として現れるのです。覚醒した人の霊の部屋には、聖霊と神のみ言葉が入居してくださいます。


近代・現代人エラスムスの二元論(精神・理性と肉体・感性)では答えられない問い(例:なぜ生きているのか)に答える力、それが霊性(自力ではなく他力)なのだ。ああ、諒解。

人生=自力(損得、好き嫌い、善悪、理非)+他力(苦楽、美醜、虚実)

これをルターに倣って

人生=身体×魂(損得、好き嫌い、善悪、理非)+霊(苦楽、美醜、虚実)

としてもいいな。まことに使い勝手よきなり、人生方程式。

2014年09月09日(火)

自力と他力(ひょっとしたら信仰開眼?) doyoubi.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/p… 神は我に苦楽を与え給い、我が美醜と虚実を裁かれる。そんな神を俺は信仰しよう。世間(横軸)を自力で生き抜き、魂(縦軸)は神に委ねる。それを今のところの我が信仰(としておく)。人生=世間+魂

posted at 05:15:52

ルター×自力×他力 plaza.rakuten.co.jp/doyoubidayo/di… ETV特集「戦争は罪悪である ある仏教者の名誉回復 竹中彰元」竹中彰元は浄土真宗(大谷派)の僧侶で、日中戦争当時、「戦争は罪悪である」と説き、官憲から弾圧を受け、大谷派の本山からも布教使の資格を剥奪された他力本願の
posted at 05:51:43

#photoikku コーヒーとパンとサラダと香る梨  #jhaiku pic.twitter.com/NAHhHEzSWC


posted at 08:23:33

人生=利己(損得、好き嫌い)+諸行無常(快楽) doyoubi.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/p… 我が人生方程式、自ブログのリンクを逆にたどってこの記事。変数も関数名も未熟だったなあ。 #jhaiku 歯を治し噛み締めて食ふ今年米
posted at 08:39:22

#photoikku 鴎飛ぶ日帰り温泉十六夜  #jhaiku 横須賀馬堀海岸、湯楽の里。天気よければ富士、スカイツリーも。 pic.twitter.com/VU0hULCpSw


posted at 13:37:23

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