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2014年10月11日 (土)

義の神と愛の神

ヨブ記講演 (岩波文庫) ヨブ記講演 (岩波文庫)
内村 鑑三

宗教座談 (岩波文庫) 基督信徒のなぐさめ (岩波文庫) キリスト教問答 (講談社学術文庫) 江戸端唄集 (岩波文庫) 旧約聖書 ヨブ記 (岩波文庫 青 801-4)

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内村鑑三「ヨブ記講演」岩波文庫p86。

しかしキリストを知らぬヨブは、独り、みずから愛の神の捜索に従わざるを得なかった。義の神と愛の神とが人の魂の中において平均を取るに至って、初めて人の心は安定するのである。

この義の神の「義」が何を意味しているのかがよくわからない。正義の「義」を意味しているのだろうが、正義や善悪はキリスト教の守備範囲外と考えたい我が人生方程式<人生=自力(損得、好き嫌い、善悪、理非)+他力(苦楽、美醜、虚実)>に矛盾するとの思いもある。

そこで、ググってわかりやすい記事発見。

さて、神は「愛なる神」であると同時に、また「義なる神」でもあります。神の義は、不義を憎まれます。したがって、罪を受け入れる事は一切出来ません。神は、見逃しても良いほどの「軽い罪」とか、到底見逃せないほどの「重い罪」という区別をされません。聖書は、はっきり「罪から来る報酬は死です。(ローマ 6:23)」と示しています。したがって、軽い罪であれ重い罪であれ、罪を犯してしまった我々は、全員死の宣告を受けてしまいました。
又一旦裁きの判決が下ると、その判決に基づいて完全に刑を執行されます。神は義ですから、罪を裁くのに、その手を緩められる事は絶対にありません。我々は、犯した罪によって背負わされる負債額の最後の一円を返済するまで、神がその刑を軽くされる事はありません。

「愛と義の葛藤」

しかし、ここで神の心の中に大きなジレンマが生じます。もし神が「愛だけの神」なら「可哀想だから、罪は大目に見てあげよう」と言えたかもしれません。また「今回の罪は無かった事にして、もう一度チャンスをあげよう」と言えたかもしれません。神が愛ならば、何度でも、何度でも、忍耐を持って我々の罪を赦す事もできたでしょう。しかし、その時々の感情にまかせて罪を見過ごすような神様なら、「義なる神」ではなくなってしまいます。そして「全能なる神」は、その本性に矛盾する事が出来ません。

そうか、神には義と愛の両極、葛藤があるのか。だから、内村は「真理は楕円形(義と愛)」と言っているのだな。要するに、罰する神と愛してくれる神なのだ。

ということで、疑問氷解。かくして俺は一歩一歩信仰に近づいていく。キリスト教には謎解きの面白さ、対立と葛藤のドラマがあるのだ。

2014年10月09日(木)

自力の暮らしがあってこその他力(信仰) plaza.rakuten.co.jp/doyoubidayo/di… くだらぬ映画何本か+「お熱いのがお好き」/以前に観たかもしれぬと思いつつ録画したが初見のこれもまたくだらぬ映画だが最後まで鑑賞、マリリンモンロー故に。
posted at 05:10:07

2014年10月10日(金)

RT @nihon_koutei: 取材もせずデマをネットで拡散した産経の記者を韓国が名誉毀損で起訴するのが報道の自由の侵害で、これは報道の自由の侵害ではない…というのが、安倍内閣の公式見解なのだろう(嘲)。RT @hiro_mmmm: 安倍が気に入らない国民は…  pic.twitter.com/MYRnRUyytH
posted at 04:31:58

山下洋輔、ヨブ記/吉本隆明、クロード・フランソワ plaza.rakuten.co.jp/doyoubidayo/di… 「マイ・ウェイ」って元々はシャンソンだったんだあ/長尺の人間ドラマ、感動のラスト期待すれども得られず。主人公がアンチ・クリスト・ヒーローに見えて仕方がなかった。キリスト教を下敷きにして
posted at 05:15:20

#photoikku 詩と革命求めし日々よ後の月  #jhaiku 今は俳句と終活キリスト教。 pic.twitter.com/1ov4HEzfFW


posted at 07:16:53

RT @h_hirano: 中国国営新華社通信は「日本人はなぜこんなに多くのノーベル賞がとれるのか」という分析記事を掲載し、「日本は科学研究と教育分野で確かに手本に値するところがある」と分析。これに対して韓国は中村修二氏が米国籍であることを強調し、日本人の受賞ではないと聯合ニュースが伝えている。対照的だ。
posted at 08:04:04

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