俳句写真

2008年5月14日 (水)

生き甲斐は優雅自然死夏木立

Photo 生き甲斐は優雅自然死夏木立

ミャンマーのサイクロン犠牲者は3万4273人に上ったと軍事政権発表、しかし、国連推計は10万人以上、家を失った人は百万人との報道もあった。、一方、中国内陸部大地震、死者1万2千人超に=綿陽などで2万3千人生き埋めと伝えられている。

ところで、実は俺、B型肝炎ウィルスのキャリアである。だいぶ以前に抗体が出来て問題解決と思い込んでいたのだが、先日、中性脂肪対策薬服用を止めたのでその確認のため、そしてそのついでに肝炎ウィルスの検査もしてもらったところ、抗体が出来ていないことが判明した。

検査結果を見たかかりつけの女医さんが専門医での抗ウィルス治療(ネット検索してどんな治療法かということを確認した)を勧めてくれた。肝臓ガン発生の危険性と、まだ若年であることを考え合わせると、副作用可能性もあるがここは治療を行うことが最適との判断だ。副作用が怖いけれど、自然死を迎えることが最大の生き甲斐である俺は(国民経済の観点からも)素直に治療を受けることにした。来週、専門医の初診を受ける予定だ。

そんなこんなで、人の死ということを考えている。世界には思いもよらぬ様々な生、多様な死がある。死に甲斐とは何かを考える今日この頃だ。

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2008年5月 9日 (金)

泰二さんの句会に出した句

Photo 著莪咲いてこの世は愛の遊園地

零点。例によって観念句に過ぎたためだろう、多分。

若葉雨ネットに飽きて聴くバッハ

3点、頂戴した。
☆確かに!自分にもある日常のひとこまがすっきり。(多美子)
☆安らぎのバッハ、しかも雨、新緑の季節で成長を予感させる。(順一)
☆雨の日、パソコンに飽きてしまったので、音楽を聴いている。(烟水)

Photo_2 おほらかが好きです私大手毬

これは4点。
☆一気に宣言した上5中7と季語との取合せに惹かれる。(ウーフ)
☆花の名が合って、散文風俳句?の良さが愉しめました。(そよ風)
☆上五でほのぼのとした気持ちになります。(白い鴉)
☆この句では、「おおらか」がよい。楽しい擬人法だと思う。(けいこ)


以上
、批評は第八回ブログ句会・選句と評。から転載させてもらった。

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2008年5月 6日 (火)

還暦にあとひとつきや子供の日

Photo_2 還暦にあとひとつきや子供の日

姑87歳を気晴らしにどこかへと思い、多摩動物公園HPを開いたら、こどもの日無料開放だった。そこで、まだ早いからと思い車で行ったのだが(到着は9時半過ぎ)、延々駐車場待ちの列。こりゃあかんわと多摩センターに引き返し買い物客向け駐車場に入れてモノレールで再度動物公園へ。

あまり歩けないのでシルバーシャトルバスで鳥類を見ながら5分ほど、またバスで引き返してクマを眺めたりして、気晴らし終了。多摩センターに戻りバーミヤンで昼飯、帰宅、中日戦観戦して気分がよかった一日であった。

 一回で中田粉砕大量点アニキの快音聞けぬが悲し
  (5/5中日戦4-10鬼門払拭? Photo_3

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2008年5月 1日 (木)

小京都学びの庭に黒蝋梅

P4270112 小京都学びの庭に黒蝋梅

足利フラワーパークの帰りに足利学校に寄った。だいぶ以前に一度行った記憶があるが、その後ずいぶん整備されているような気がする。

その庭に咲いていたのが黒蝋梅。ほんとに花かなあと疑問に思って、ネット検索したらほんとに花だった。4~5月が花期、「アメリカロウバイともいう米国産です。明治の中頃渡来しました」とのことである。

次の写真は足利学校の方丈と庫裏。
昭和57年に『史跡足利学校跡保存整備事業』を着手し、平成2年12月江戸中期の姿に蘇りました。とのことである。P42701093

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2008年4月30日 (水)

大長藤@足利フラワーパーク

P4270080 藤の花見に行かむとてズック靴

ネットで足利フラワーパークの大長藤の藤棚を見て、見に行きたくなり日曜日(4/27)に吟行してきた。写真がその大長藤だ。樹齢140年、花房の長さは最長1.8mになるという。まだ花の盛りには早かったが、壮観であった。「世界が息を呑んだ美しさ」がキャッチコピーになるだけのことはある。

P4270085 畦道にロシア語聞こえ藤の昼

これは大変珍しいとされる八重の藤。八重黒龍という名だそうだ。葡萄みたいだね。

Photo 藤だけでなくツツジも咲いて花盛り。藤のシーズンには休耕田を駐車場にして満員御礼だ。入場料\1300と強気の商売である。

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2008年4月22日 (火)

多摩森林科学園吟行

ソメイヨシノだけが桜ではない。ソメイヨシノ以前から桜は愛されていていろんな品種があった。そもそも、サクラには

園芸品種が多く、とくに江戸末期に開発されたソメイヨシノ(染井吉野)は、明治以降、全国各地に広まり、サクラの代名詞となった。自然種としてはヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種ほどが認められている。また、日本では固有種・交配種を含め600種以上の品種が自生している。

そんな桜250種を見られるのが多摩森林科学園(JR・京王線高尾駅から歩いて10分ほどのところにある、独立行政法人 森林総合研究所が管理・運営する研究施設)のサクラ保存林だ。

P4190163 サクラ保存林は、各地の著名なサクラの遺伝子を保存するために昭和41年に設置が決まりました。現在約8haの面積に江戸時代から伝わる栽培品種や国の天然記念物に指定されたサクラのクローンなど、全国各地からのサクラ約1,700本が植えられています。咲く時期は種類によっていろいろで、2月下旬から5月上旬にかけて順次見頃となります。

先週の土曜日に吟行してきた。残念ながら快晴ではなかったけど、フゲンゾウ、カンザン、ウコンザクラ、ギョイコウに出会うことができた。

 見上ぐればそこにある幸遅桜
 残年の淡き愛憎里桜

例によって駄句をひねったけれど、以下、出会った桜たちの写真である。

P4190018 フゲンゾウ。2 つある雌しべは細長い葉っぱのように変化しています(葉化雌ずい)。普賢象というのは普賢菩薩の乗っている象のことで,葉化した雌しべがこの象の鼻に似ていることからつけられた名前だということです。二つのツノ(雌しべの葉化したもの)がよくわかる。
P4190040 同じくフゲンゾウ。こうしてみると、愛らしい桜である。
P4190107 カンザン。八重桜の代表品種(と思われる)。
園内の案内立て札には「紅色の濃い大輪の花で、東京の荒川堤に植えられていた代表的な里桜の一つ。育てやすいこともあり、公園や並木にも多く植えられている。外国、特に欧米で人気があると聞く。花を塩漬けにして"桜湯"に使われる」とあった。

P4190074 ウコンザクラ。花の色がウコンの根茎で染めた色に似ていることから、この名前が付いた。黄桜などとも呼ばれる。(俺には薄緑に見えるけど)。
P4190065 同じくウコンザクラ。淡い緑の群生を感じてもらうための写真である。
P4190115 そしてギョイコウ。これこそ緑色の不思議な桜だ。

江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりと言われている。名前の由来は、貴族の衣服の萌黄色に近いため。古くは「黄桜」「浅葱桜(浅黄桜)」などとも呼ばれていたが、それが御衣黄なのかそれとも鬱金を指すものなのか不明である。

薬師寺展を見に行った国立博物館の庭に見つけてちょっと感激したことがある。

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2008年4月21日 (月)

チューリップ今日のご機嫌いかがかな

Photo チューリップ今日のご機嫌いかがかな

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2008年4月20日 (日)

花水木今宵も故郷の酒飲まむ

Photo 花水木今宵も故郷の酒飲まむ

故郷(「くに」と読んで下さい)の酒についてはリンク参照。

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2008年4月19日 (土)

初恋の人は太目の八重桜

Photo 初恋の人は太目の八重桜

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2008年4月18日 (金)

桜桃の花一輪の片想ひ

Photo 桜桃の花一輪の片想ひ

さくらんぼの花だ。近所に二本植わっていて、一本は桜の前に、もう一本(写真の木)は桜の後に咲いた。桜よりも白く清純な花である。

 桜桃の花満面に茂吉歌碑       皆川盤水
 蕎麦くふや桜桃の花咲く頃の      森 澄雄
 桜桃の開ききらずに別るゝ日      京塚信子 
 桜桃の花の静けき朝餉かな      川崎展宏

俺にしては珍しく、句またがりの句ができたなあとちょっと喜んでいたが例句(皆川盤水)の影響だったか。なんだつまらない。 

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2008年4月17日 (木)

遅咲きのロマンスもあり白椿

Photo 遅咲きのロマンスもあり白椿

朝吟行で見つけた花。白椿って清楚で好きだ(特に八重がいい)。
写真を撮ってそのイメージを頭に格納して温めるうちにそのうちに駄句を得る。そんな流れで昨日の朝、うかんだ一句である。今朝もこのパターンで一句を得たので関心空間日記帳に書きとめた。そうそう、俳句ハイクHAIKUを楽しもう会を立ち上げた。会員募集中です。

 白椿老僧みずみずしく遊ぶ       金子兜太
 白椿ふかきはひかりこもりけり     豊長みのる
 口ぢうを金粉にして落椿         長谷川櫂
 老いながら椿となつて踊りけり      三橋鷹女

さて俺もここで踊らむ落椿。と一句できてしもたがな。

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2008年4月16日 (水)

ニュータウン花に寄り添ふ暮らしあり

Photo ニュータウン花に寄り添ふ暮らしあり

昨日、まだ咲いている枝垂桜があった。きれいだったので撮ったのだけど写真にするとそれほどでもない。腕の問題か。

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2008年4月12日 (土)

すだじいのいのちいつぱい花見かな

Photo すだじいのいのちいつぱい花見かな

本ブログは「作品」、関心空間日記帳は「日記」と一応切り分けたけど、なんか曖昧だなあ。このスダジイの木の写真は作品ぽいからこちらにも載せるということにしておくか。

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2008年4月11日 (金)

入魂の江夏豊や春の風

Photo 入魂の江夏豊や春の風

多摩の一本杉球場、桜の名所である(写真はいまいち、そこが伝わっていない)。そして、この球場はあの江夏豊が引退試合をした(こんなマイナーな球場でせざるを得なかった)ところだ。

史上初の通算200セーブ、通算3000奪三振が目前だったが、1984限りで西武を退団し、現役引退を表明。球団主催の引退試合は行われなかったが、多摩市一本杉公園野球場にて文芸春秋主催で名球会が協力し「たったひとりの引退式」を行った。この引退式の引退挨拶で、メジャーリーグに挑戦する旨を述べる。この際江夏は「江夏豊36歳、本当にバカな男かも分かりません。ですが、日本に帰ってきたときには、たった一言、ご苦労、それだけ言ってやってください」と話している。

俺と同世代である(今、話題の都はるみも)。渾身の力を込めて入魂の人生を送ろうな、同志よ。

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2008年4月 8日 (火)

人恋し上野公園花ざかり

Photo 人恋し上野公園花ざかり

昨日ふと「人恋し」が浮かんだ。上野公園をくっつけて花盛りで出来上がり。わりと自信作、写真もそうだ(俺が言わなくて誰が言う)。

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2008年4月 7日 (月)

土曜日お花見コレクション

Photo_4 関心空間にコレクション機能があるのを見つけて今日作った。なかなかいい出来だと自画自賛。俺が褒めなければ誰が褒めるのだ。

私が選んだ私のためのコレクション。素敵な写真と小粋な俳句に出会いたいな。

駄文+写真アルバムのように使える。思い出だけが人生なり。

※写真は北の丸公園の田安門口、二番目の門だ。

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貞節の四百年の山桜

Photo 貞節の四百年の山桜

うちの裏山、多摩横山山中に樹齢四百年のサクラがあると聞いて見に行った。いつもの散歩道からちょっと外れたところにそのサクラはあった。
なんとか句にせにゃあいかんなあと考えていたら「貞節」という言葉が浮かんだ。それだけの句である。

下の写真は別の山桜。樹齢四百年の桜の全景が撮れなかったので代替である。Photo_2

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2008年4月 6日 (日)

紅木瓜と更紗木瓜

Photo 木瓜の朱の染みつきし傷わが胸に
Photo_2 初恋のその名忘れず更紗木瓜

紅木瓜は近所のお宅のお庭。更紗木瓜は多摩横山の菜園にて撮影。

 木瓜咲くや漱石拙を守るべく         夏目漱石
 木瓜の朱へ這つつ寄れば家人泣く     西東三鬼
 木瓜白し老い母老いし父を守り       有働 亨
 母を訪ふひととき明し更紗木瓜       山田みづえ

木瓜のイメージを確立するには何といっても漱石の句だろう。「拙を守るべく」は銘記するべきフレーズだ。

三鬼は享年61歳で逝去する前年に胃癌の手術をしている。手術前後の句だろうか(憶測)。ところで、俺の本句(一句目)はこの句のフレーズを借用していることに結果的になっている。潜在記憶にあったのかもしれない。

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2008年4月 5日 (土)

月光菩薩にサクラ散る

Photo_3 花吹雪月光菩薩くびれ腰
Photo_4 人生はひとゝきの恥サクラ散る

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2008年4月 3日 (木)

気休めの恋などせむか桜狩

Photo_9 気休めの恋などせむか桜狩

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北の丸公園吟行

Photo_2 歴史編む影絵のごとき花の街
Photo_3 花大根近衛師団の夢の跡

北の丸公園一帯は近衛師団の跡地である。下の写真は旧近衛師団司令部庁舎(現:東京国立近代美術館工芸館)、多くの人々の保護運動のおかげで保存されることになり、現在は美術館の分館として使用されている。Photo_8

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五連勝おあとが怖い花盛り

Photo 広島2-4阪神(鳥谷の決勝アーチ写真へ)
阪神が6年ぶりの開幕5連勝。0-1の二回に鳥谷の1号2ランで逆転し、六回は矢野の犠飛で加点した。八回から久保田-藤川とつないで逃げ切った。7回2失点の下柳が初勝利。

しかしながら阪神ファンは人生の辛酸を知っているのである。

 半世紀応援続け人生の醍醐味を知る嗚呼タイガース

明日は今日の連続ではない。何があっても驚かないし絶望もしない。心構えは十分なり。

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2008年4月 2日 (水)

千鳥ケ淵吟行

Photo 桜咲く右も左もわが祖国
Photo_2 皇居端一期一会の桜かな
Photo_3 狂ふほど君に逢ひたき花吹雪
Photo_4 花筏千鳥ケ淵の生死かな
Photo_6 司馬遼の描きし明治花の坂

国立近代美術館工芸館(旧近衛師団司令部の建物)である。

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2008年4月 1日 (火)

ああ阪神四連勝の花乱舞

Photo_7 ああ阪神四連勝の花乱舞

狭き門より入れ。
※この門、九段下から堀を渡って北の丸公園へ入ったところの門で、門の内側から靖国神社方向に向かっての写真だ。この門の名前をいろいろ検索したら田安門だとうことが判った。昨日は生まれて初めての千鳥ケ淵の花見吟行であった(4/2記述)。

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朝の宝野公園吟行

Photo_3 ラジカルな思想を抱きマイルドに暮らしたき日々桜見に行く

朝ネットを終えて好天の宝野公園へ。花と富士を撮りに行った。
Photo_4 春風や私の好きな富士額
Photo_5 花影や山のあなたに富士の幸
Photo_6 老いながら味はふ生命花の街
花の街後生大事と生きてをり


すぐ近くにこんなビューポイントがあるのは幸せだ。この幸を大事に、いつまでもこの街に住めるように健康であらねばならぬ。

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2008年3月30日 (日)

花の多摩ニュータウン

Photo 桜咲くどれがわたしであなたやら

数日前の近所の桜。蕾が初々しい。
Photo_2 花に富士よくぞ大和に生まれけり

これも近所。電線が邪魔だなあ。
Photo_3 絵心の無くてカメラの花見かな

多摩センター近くの宝野公園。花見の名所だ。
Photo_4 ほのぼのと枝垂桜に逢ひにけり

そして、去年も逢った川井家の枝垂桜。来年もまた逢おうね。

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2008年3月27日 (木)

沈丁花、辛夷、連翹そして乙女椿

Photo 晩年や我が慰めの沈丁花
Photo_2 曇り空顔を隠して花辛夷
Photo_3 連翹や母みまかりてはや五年
Photo_4 性欲の微か兆せり夕椿

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2008年3月25日 (火)

五十代最後の春や白木蓮

Photo_2 五十代最後の春や白木蓮

初案「五十代最後の春や花辛夷」だったのだが、鎌倉瑞泉寺の近くでこの木蓮の大木を見て変更。写真で見るより本物の方が(当然だが)もっと迫力がありまっせ。

ああ、電線が邪魔!

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2008年3月24日 (月)

天園の道

Photo 鎌倉や初音もいまだ練習中

鎌倉アルプスを歩いた。天園ハイキングコース、建長寺から登って瑞泉寺に降りる経路である。好天にめぐまれて鶯を聞きながらの5キロであった。そういえば今年、多摩ニュータウンでは鶯を聞かない。去年はあれだけ鳴いたのに。カラスに駆逐されたのだろうか。

Photo_2 山門におかめ桜の建長寺

なぜ、おかめ桜なのか気になったので検索したら次のような説に出会った。

フジザクラと寒緋桜との掛け合わせで、イギリスの研究所で誕生しました。なぜ「おかめ」なのかの名前の由来は詳しくはわかりませんが、イギリスの研究者がいかにも日本風な名前をと考えるにあたり、「おかめ」になったと言われています。「(日本風)かわいらしい=おかめ」と思いたいところです。

Photo_3 春風に浮かぶ富士かや霞かや

遠くに浮かぶ富士を見てもらえるだろうか。実景ではもっとはっきりくっきり見えた。俺のカメラ腕の限界問題と思いたい。

ところでこの鎌倉散歩、由比ガ浜パーク&ライドを利用した。由比ガ浜駐車場に車をとめてバス一定区間内乗り放題に駐車場4時間セットで1600円。鎌倉散歩に最適である。
葉山お気に入りのパン朝食(ブレドール:超美味焼きたてパン食べ放題だが時節柄1200円に値上げされていた)を食べて昼食抜きの土曜日葉山鎌倉プランである。

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2008年3月23日 (日)

侘助や放蕩の果て生きてをり

Photo 侘助や放蕩の果て生きてをり

最近になってようやく椿と侘助の区別ができるようになった(と思う)。全開していない花が特徴なのだ。

 侘助や障子の内の話し声        高浜虚子
 侘助のひとつの花の日数かな     阿波野青畝
 侘助や些事もまた身のときめきに    河合照子
 侘助をもたらし活けて通ひ妻       石田波郷

侘助は早咲きがあるので俳句では冬の季語となっている。「閑寂な趣が眼目。新境地にも挑戦したい」と「花の歳時記 冬」にあった。写真は先々週、昭和記念公園で撮影。

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2008年3月18日 (火)

亀鳴くや遠くで汽笛聞きながら

Photo 亀鳴くや遠くで汽笛聞きながら

俺の得意の安易な句だ。季語とアリスのヒットソングの題名「遠くで汽笛を聞きながら」をくっつけただけの句なのだ。
剽窃かなあ。いや、違う。アリスへの挨拶句だ。「自分の言葉に嘘はつくまい
ひとを裏切るまい」、このフレーズが好きなんだよなあ。

一番の歌詞全文はこちら、YouTubeはこちら。「亀鳴くや事と違ひし志」安住敦。

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2008年3月17日 (月)

春やなあ、三句

Photo 白梅のエロスタナトゥス萬華鏡
Photo_2 愛人と呼ばれてみたい春の風
Photo_3 菜の花や革ジャン似合ふ女抱く

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2008年3月16日 (日)

山茱萸や日暮れて下る峠道

Photo 山茱萸や日暮れて下る峠道

人生象徴詩のつもりなんだけど全くスカやった。ひねりも何にも効いてなく面白くないぞ。

ところで、サンシュユって別名:ハルコガネバナ(春黄金花),アキサンゴ(秋珊瑚)ともいうんだそうだ。秋になる実が美しい。忘れてなければ是非撮影挑戦したい。

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2008年3月15日 (土)

日溜まりに支那まんさくの昭和かな

Photo 日溜まりに支那まんさくの昭和かな

まんさくの中に支那まんさくというのがあるのを昭和記念公園で知った。中国原産。マンサクに較べ花の咲く時期が早く、花に香りがあるのが特徴というのだが、区別は難しい。今まで見たものは、マンサクよりちょっと花が大きい感じがするとのこと。Photo_2 枯れ葉が残っているのが面白いようで、カメラ人気が集まっていた。

ところで、支那って「しな」と入力してもカナ漢変換してくれない(MS-IMEの場合)。そこまでガードしなくてもと思うのだが。本句の場合、昭和には支那でなくっちゃ。そういえば支那事変と呼んだり十五年戦争と呼んだり、あの戦争の呼称も安定していない。太平洋戦争では支那侵略の事実がすっぽり脱落するので俺は大東亜戦争と呼ぶことにしている。

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2008年3月14日 (金)

福寿草自己満足でジコチューで

Photo 福寿草自己満足でジコチューで

土曜日の河津桜吟行(8キロ徒歩)に引き続き日曜日は立川昭和記念公園(おお、国営なんだ)へ。ここも園内が広いので3キロは歩いたかな。梅を満喫しサンシュユも撮影し、そして何より収穫は福寿草だった。恥ずかしながらこの花を認識していなかった俺なのだ。

ということで、自己中心で自己満足で自分が好きで好きでタマラナイという自己言及が最近は少しは自己批評という言葉が気に入り始めた。「他者は鏡と思いますか?」あるいは「自己満足は生き甲斐たり得るか?」などという質問を作って一人悦に入っている自己中毒である。

 老いてなほ母に意地あり福寿草    加藤静子
 妻の座の日向ありけり福寿草      石田波郷
 福寿草この子大器の相ありと     水原春郎
 丸腰の兜太が行くぞ福寿草       清水哲男

ところで、最近また短歌(駄歌)に復帰。というのも、アバウトミーに毎朝ひとこと代わりに短歌旧作を披露していたのだがネタ切れになって仕方なく詠まざるを得なくなったのだ。

そこで、今朝の一首は「ふと淋し鏡なき朝アバウトミー今日のおのれは笑うているか」だ。この歌、「福井県小浜市のオバマ・フィーバーって」質問でのコメント・ラリーにも「他者は鏡」質問にもリンクしているのでここに記録しておく。

以上、一日一首一句一質問で自己批評を目指すジコチューであった。

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2008年3月13日 (木)

花苺やさしき気持紡げよと

Photo 花苺やさしき気持紡げよと

河津桜原木を見に行く途中、民家の石垣に見つけた。たぶん生まれて初めて見る苺の花ではなかろうか。可憐な白だ。優しい気持ちで死にたいと今、思った。

 満月のゆたかに近し花いちご    飯田龍太
 花の芯すでに苺のかたちなす    飴山 實
 石垣のほてりの去らず花いちご   鷹羽狩行

龍太の句がいいなあ。「満月のゆたかに近し」だけで十分に「やさしき気持紡げよ」も「死」も含んでいる。ものはこころを超えている。取り合わせとはそういうことなのだ。

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2008年3月12日 (水)

初桜今年も生きて今日の幸

Photo 初桜今年も生きて今日の幸

河津桜追加の一句一枚。アバウトミーに毎日一首、短歌旧作を掲載していたがネタ切れになったので新作一日一首に変更した。昨日は短歌が出来ず、(いつもの観念的)俳句で代替したもの。河津桜を初桜と呼ぶのは少々抵抗あり(サクラはソメイヨシノという固定観念だけれど)。

 人はみななにかにはげみ初桜     深見けん二
 わき道の夜半や明るく初桜        千代女
 夕空に片あかりせり初桜         田中冬二
 旅人の鼻まだ寒し初ざくら         蕪村

写真は河津の踊り子温泉会館の玄関で撮影したもの。昼飯を食おうと思い立ち寄ったが、風呂に入らなくても入館だけで入館料を取られるのでUターンした。隣の蕎麦屋が結構旨かったのでお奨め。  

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2008年3月11日 (火)

河津桜吟行

Photo 母の木の町を起こせし桜かな

先週末に河津桜吟行してきた。写真は河津桜の原木。カワヅサクラは早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されていて、原木は河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃、偶然発見したものとのことだ。

Photo_2 川風や伊豆の河津の初桜

川沿いにこのように堂々と河津桜並木と菜の花がある。ほぼ往復して8キロ歩いたなあ。

Photo_4 初桜目白を友に染まりけり

メジロは早春、梅に群がるそうだが、河津桜にも賑やかに群がっていた。以下、俳句写真をもう三枚。

Photo_5 菜の花と河津桜の笑顔かな
Photo_6 祖父譲り相撲が好きで初桜
Photo_7 黄々として菜の花笑ふ伊豆河津

伊豆高原に車を置いて電車で河津まで行った(パーク&ライド)。帰りのホームで「また来年もいらして下さい」とアナウンスしていた。カメラのお陰で視線が豊かになったので8キロも歩けたと感謝である。

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2008年3月 8日 (土)

隠れ宿演歌の好きな紅椿

Photo 隠れ宿演歌の好きな紅椿

ああ、演歌俳句。

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2008年3月 7日 (金)

まんさくや昼餉のあとのひとねむり

Photo まんさくや昼餉のあとのひとねむり

先日、カメラをぶら下げて朝吟行していたら、前から気になっていた樹木を撮っているおじさんがいた。勇気を奮って「おはようございます。この花、なんというのですか」と訊いたら「まんさく」とぶっきら棒に答えてくれた。そうそう、これがまんさくなんだ、と思って翌日の快晴を受けて撮影したのがこの写真だ。

ところが、なかなか句にならぬ。そこで、ネット検索して「金縷梅」の字を拾ったり、「名の由来は、他に先駆けて「先ず咲く」が訛ったものとも、黄色い四弁花が稲の豊年満作を思わせるからとも」にある俳句を参考にしたりして昼飯、昼寝後にふと口について出てきたのが本句だ。俳句はまことに気分である。

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2008年3月 6日 (木)

懐かしき人生の歌花杏

Photo 懐かしき人生の歌花杏

今朝の一曲はシューベルト弦楽五重奏曲(死後22年も経ってから初演されたのは、シューベルトの内気で引っ込み思案で、もっぱら作曲に没頭さえしていれば満足、という性格にも原因がありそうとのこと@ベルクSQ。この曲を聴くと懐かしさの感情に満たされる。そして、花杏はもう少しで満開だ。

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2008年3月 5日 (水)

白梅に無心を思ふ兜太かな

Photo_3 白梅に無心を思ふ兜太かな

今日の一句「白梅や老子無心の旅に住む」金子兜太にコメを書こうとしたら自然に浮かんだ。ワリとイイじゃん。

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ハ短調悲歌交響曲や春浅く

Photo_2 ショスタコーヴィチ交響曲8番の感想句。スターリングラード攻防戦の犠牲者への墓碑として作曲されたが、1948年にはジダーノフ批判によって1960年まで演奏が禁止された。経済統制のみならず芸術統制するようなアホな国、今から思えば、潰れて当然ではある。

写真はいつもの杏。朝、薄桃色に光っている。

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2008年3月 3日 (月)

降る雪や静寂の中をわが町に

Photo 降る雪や静寂の中をわが町に

だいぶ前の雪の朝に撮った写真に昨日になって句がようやく付いたので記録しておく。言葉を連ねただけの句だけれど。

 酒のめばいとど寝られぬ夜の雪     芭蕉
 心から信濃の雪に降られけり       一茶
 雪の降る町といふ歌ありし忘れたり   安住 敦
 雪降れり時間の束の降るごとく      石田波郷

波郷の句は降る雪にぴったりくる比喩の名句だ。足の指の爪ぐらいには近づきたいと思った学習(まねび)の本句であった。

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2008年3月 2日 (日)

春寒や我が人生に悔ひばかり

Photo 春寒や我が人生に悔ひばかり

昨日から今日の一句も復活。今日は俺のお気に入りの春の句、「魂魄のそよりと膝を立てし春」だ。そこで、俺も句をと歳時記をめくったら季語「春寒」が目についた。

 さびしさと春の寒さとあるばかり    上村占魚
 豹の斑の春うつくしき寒さかな    久保田万太郎
 あともどりし易き病春寒し        浜井武之助
 春寒や予備校募集のアドバルーン   貞弘 衛

それにしても俺の句は駄句だなあ。わが人生に悔いなし(作詞  なかにし礼 作曲 加藤登紀子  唄 石原裕次郎)のパロディのつもりだけれど。

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2008年3月 1日 (土)

紅梅や今日はあなたに逢へさうな

Photo 紅梅や今日はあなたに逢へさうな

昨日、プールのサウナで自然に浮かんだ句。写真は近所で見かけた枝垂梅である。

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2008年2月28日 (木)

老残や瞳の中の花杏

Photo 老残や瞳の中の花杏

今年も杏が咲いた。清楚、可憐な花だ。純白の婚の来たれり花杏

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2008年2月23日 (土)

若者に住み難き国梅の花

Photo 若者に住み難き国梅の花

また暫く、俳句とはご無沙汰中となってしもた。本句も詩になっていない。スローガン俳句だ。しかし、写真がうまく撮れている(評価は他人がするものだ、どアホ)ので公開する。

近くの沈丁花も花芽を出してきた。春が来れば句も復活するだろう。

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2008年1月30日 (水)

初雪や萎えてかなしき我が欲情

Photo 初雪や萎えてかなしき我が欲情

クォリア俳句(のつもり)である。

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2008年1月28日 (月)

寒牡丹結束堅き三姉妹

Photo 寒牡丹結束堅き三姉妹

駄句である。葉牡丹のクォリアと何の関係もない。こういうのを季語が動くというのだ。

 よろこびはかなしみに似し冬牡丹      山口青邨
 葉牡丹やいとけなき葉は抱き合ふ      日野草城
 葉牡丹やわが思ふ顔みな笑まふ      石田波郷
 葉牡丹の渦は何をかあざわらふ       富安風生

名句は皆きちんとクォリアを表現しているだろう、反省せよ。 

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2008年1月27日 (日)

紅茶飲むほんとに今日は寒そうね

Photo 紅茶飲むほんとに今日は寒そうね

紅茶とかティーカップの写真を演出撮影してつけることも考えたが、つまらぬ。ここは冬の朝の空を眺めることにしよう。昔から、空と雲は我が友であった。

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2008年1月26日 (土)

クォリア俳句の勝利

Photo_2 紅梅や闇に匂ひし声アルト

クオリアがどうしたこうしたと云々したけど駄句しかできなかったなあ、と溜息をつきつつ我がビデオライブラリーからソル・ガベッタの弾くチャイコフスキー「ノクターン」を聴いていたら、突然閃いた。やはり、クォリア俳句方法論は勝利したのだ。どうだ、参ったか。

 しら梅に明る夜ばかりとなりにけり     蕪村
 母の死や枝の先まで梅の花       永田耕衣
 紅梅を見て来て死なぬ不幸かな     中村苑子
 人も見ぬ春や鏡のうらの梅         芭蕉

花のクォリアは俺にとっては死とエロスである。そんな気にさせる例句を上に引いてみた。

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紅梅や空にアルトの声響き