短歌写真
2009年3月21日 (土)
2009年3月 1日 (日)
2009年2月24日 (火)
目覚めればいまだ午前の一時かな眠れぬままに論理学読む
イカンのである。夕食で酒を飲んだらウトウトしてしまい風邪をひかぬように布団に入れば午前1時半には目覚めてしまう。しようがないからビデオで音楽を聴きながら「ブッダ論理学五つの難問」を読む。
西洋論理学には穴(ブッダは因果律でその穴を埋めている)があり、時間の推移が扱えない、そもそも論理は存在論を前提としている(仏教の存在論は存在は生成消滅する)などの指摘は面白かったが、「論理と倫理が一つになる場所へ」というところまでは迫れなかったなあ。まあでも、俺にとっての初めてのインド哲学、これをきっかけにそちらの方向へ歩を進めることにした。
真夜中の印度哲学冴返る
2009年2月13日 (金)
経済の未曾有の危機に郵政の民営化是非争う不思議
経済の未曾有の危機に郵政の民営化是非争う不思議
春泥や賢き国へ一歩ずつ
郵政にせよ定額給付金にせよ、レベルが低いよ。
世界経済の「改革」を議論せよ、対米従属姿勢をどう改めるべきか考えよ。
とはいうても無理なんだろうな。
現実的なものは理性的であり理性的なものは現実的である。
政治は所詮、民度を反映しているにすぎないのだ。
2009年2月12日 (木)
2009年2月11日 (水)
薬局に朝日歌壇を読みながら持病の薬あがるを待ちぬ
薬局に朝日歌壇を読みながら持病の薬あがるを待ちぬ
薬より減量大事春の色
かかりつけの女医さんに血圧降下剤を処方してもらい近所の薬局で購入するのが常だったのだが、最近、薬局を替えた。今までの薬局に不都合(おばさんが必要以上にお喋りだとか)があった訳ではない。姑の薬を駅前ショッピングセンターでもらうついでに俺の薬もここで調剤してもらうことにしただけである。
それはともかく、ここは、処方箋を読み取り機に読ませて買い物したり図書館に行ったりしてるうちに薬ができあがっているのも便利である。この日は、薬局待合に置いてある朝日新聞でも読んで待っていようかとたまたま思ったのであるが、お陰で歌が浮かび、その場で写真も撮らせてもらった次第だ。
持病の薬(血圧降下剤)、ほんとは止めたいなあ。でも、止めて脳溢血→寝たきり/他人の世話になるのは嫌だ。だから、本命は減量。明日から(機械調整のため2週間ほど休場していた)プール再開である。
2009年2月 8日 (日)
2009年2月 7日 (土)
澄みわたる空はキャンバス花杏今年も咲いて春は来にけり
澄みわたる空はキャンバス花杏今年も咲いて春は来にけり
杏咲くあなたに逢える心地して
昨日の「梅の香に昔の恋を想へども電池切れにて写真を撮れず」「梅の香や恋は昔のことばかり」に続き、句歌両論併記してみた。昨日と違うのは句歌それぞれに詩想を変えてみたこと。俗っぽいけど句の方がよさそうな感じが俺にはする。明日も(できれば)一日一首句、チャレンジしてみよう。
2009年2月 1日 (日)
Vladimir Horowitz plays "Raindrop"
言葉超え音に真実求めたるショパンを聴けば外は烈風
今日の一日一首は(ちょっと)難産。歌の題材を思いつかずなかなか歌が浮かばないのだ。
そこで、困った時の音楽頼み。名曲探偵アマデウス 「ショパン 24の前奏曲」に出演していたピアニスト仲道郁代の言葉「言葉超え音に真実求めたショパン」を頂戴した。
ところで、この曲の終末部、高いB♭の音をどう弾くか、仲道はいつも迷うそうである。ショパンはこの音にたどりつくために、例のあの有名なA♭の雨だれを積み重ねたのがこの曲だと思った。演奏はホロヴィッツ、残念ながら静止画像である。
2009年1月27日 (火)
あなたには私のハート見えますかこんなに赤く小さいけれど
「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」展の中のパウル・クレーの作品「頭と手と足と心がある」を見ながら詠んでみた。画像は、この作品を「タイトルの言葉の響きが、絵の中にさらにリズムや生き生きとした感じを与える、なかなか心憎い演出」と評しているブログから拝借した。
パウル・クレーは
1933年ヒットラーがドイツ帝国首相に任命され、政治的に危険と思われたクレーのアトリエは捜索を受け
る。晩年に訪れる皮膚硬化症(進行性で命にも関わる病)の発症、そして国を持たずに過ごす悲哀。彼の自由な表現はナチス支配下の祖国ドイツからは追われ、
当時保守的な誕生の地スイスへの亡命を望みながらも、これもついに果たされることはなく60年の人生を閉じた。
その言葉に”芸術は目に見えるものを再現することではなく、見えるようにするものである”というのがあるそうだ。真実は発見するものではなく構成するものだ(真実=事実+価値判断)という言葉と通じるものがあると今、思った。
より以前の記事一覧
- ヒールにも涙ありけり朝青龍お帰りなさいとビデオに拍手 2009.01.26
- 目録を片手に歩くピカソ展キュビズム由来メモ満足す 2009.01.25
- オバマは賢明、聡明、英明? 2009.01.23
- Yes We Can - Barack Obama Music Video 2009.01.22
- 弟分兄貴助けて白鵬を倒したりけり前褌取りて 2009.01.21
- ご贔屓の安馬が出世の日馬富士四連敗と片目も開かず 2009.01.15
- 極楽はプール上がりのマッサージ無料チェアでメシアンを聴く 2009.01.10
- 昔から雲を見るのが好きでした浮浪雲にはなれないけれど 2009.01.09
- 駄句駄歌で頭の鍛錬定型を見様見真似の十余年かな 2009.01.08
- 絶滅の危機が進化を促せる学説聞けば不況を思う 2009.01.07
- 痴呆にも癌にもならず安穏をいのちひとつを大切に生く 2009.01.06
- 汝、狭き門より入れ 2009.01.04
- 辛抱と努力嫌いの我なれば山駆け登る若者眩し 2009.01.03
- 年越しの蕎麦を肴に歌番と上善如水暮れゆくは我 2009.01.01
- 幸せは寝起き飲み食いできること 2008.12.31
- 正月は日本酒飲まむと迷えどもメタボ怖れて宝山となる 2008.12.30
- メシアンとの出会いも今年の収穫 2008.12.29
- 今年の収穫はケータイ 2008.12.28
- 巨大なる倉庫店舗よ感嘆のムービー撮れどなんにも買わず 2008.12.27
- クリスマスキャロルを聴いて行く上野アメ横ははや年の瀬の売り 2008.12.22
- 富士鑑賞湘南箱根ドライブ 2008.12.21
- 糖質のゼロの日本酒見つけたりちびちびと飲むメタボの我は 2008.12.18
- 千円でシャンプーまでもしてくれる床屋のありて街は年の瀬 2008.12.17
- 極月のイルミ美し多摩センター不況なれどもボーナスサンデー 2008.12.16
- 箱庭を歩くがごとき後楽園冬の紅葉の今を楽しむ 2008.12.15
- まだ、一首ができていない 2008.12.12
- 歌ひとつ詠まむ と思い振り返る昨日の空に裸木は立つ 2008.12.11
- ボリュームを最大限に聴くメシアン桃源独我イヤホンすれば 2008.12.09
- パソコンのスキル少々持ちおれどデザインスキル無きが悲しき 2008.12.07
- ケータイの動画画像を他人に見せ自慢すれども反応薄し 2008.12.07
- 老人の朝の社交場市営プール日々に通えど体重減らず 2008.12.05
- この国に深き闇ありバカ総理戴き我ら年の瀬に入る 2008.12.04
- ダイエーに韓国製の発泡酒ウォン安思い嫌味味わう 2008.12.02
- 東京紅葉散歩(5)殿ヶ谷戸庭園 2008.12.01
- 東京紅葉散歩(1)六義園 2008.11.30
- ユーミンを聴きつつ無料マッサージ市営プールの恵みは溢れ 2008.11.29
- イヤホンを買うて聴きをりジャズピアノスーパーお供も楽しみとなる 2008.11.27
- ケータイで秘密の日記つくりけり今日の日思う動画を見つつ 2008.11.26
- ニュータウンシャッター通りの洋品店ババシャツ売られ冬となりゆく 2008.11.26
- わが町のオケの響きの心地良く思わず惰眠貪りにけり 2008.11.24
- 人生に全うあらずエスカレーター無言のままに人々運ぶ 2008.11.24
- 時々は自己を見つめて反省を今年の冬は寒くなるらし 2008.11.23
- 国産がなべて安心日本人山形産のラ・フランスを買う 2008.11.22
- チケットを貰って出かけるコンサートチョン・ミョンフンを間近に拝む 2008.11.21
- 冷え込みて富士美しく遠望すケータイ写真うまく撮れねど 2008.11.20
- 週末の時雨上がれりようやくに団地の秋は光に溢れ 2008.11.19
- へらへらと笑う総理を戴いて日本の秋は美しく逝く 2008.11.18
- ケータイで新聞記事をスクラップ賢き政府出来るを念じ 2008.11.18
- 音楽に皆メッセージあり十六夜はピアノ重奏「カルメン」を聴く 2008.11.15
- 株安が続けど紅葉照り映えて過ぎゆくは秋人生の秋 2008.11.14
- ケータイで写真を送る技教え消化不良で今日は終れり 2008.11.13
- 今日はまだ一首ができぬ昼下がりうたた寝すれば夕暮れとなる 2008.11.12
- 十分も歩けば田園柿の道地産地消のJAの店 2008.11.11
- XPでVistaの人にパソコンを教える奇術挑戦したり 2008.11.10
- サンタクロース早くも街に現れて紅葉並木を眺めて帰る 2008.11.07
- 日本にもヴィーナスおわす縄文に円空仏の慈愛の笑みに 2008.11.05
- アメリカと創価に縛られ自民党身動きできずバラマキばかり 2008.11.04
- どこまでがホントウなのと思いつつ週刊誌読むスーパーの隅 2008.11.04
- 一日一首継続中(花水木とルービンの盃) 2008.11.02
- 元気よくバタの先輩横に見てひらたく我はラッコの泳ぎ 2008.10.31
- 枝豆と大豆は同じ植物とWiKIPEDIAに吾は知りたり 2008.10.30
- キュビズムを唱えしピカソ艶福で女陰を描き長生きしたり 2008.10.29
- こすられて代車に乗ればカーナビの機能驚くしぶちん我は 2008.10.28
- スーパーの買い物お供暇人はケータイ片手に時を愉しむ 2008.10.27
- ピカソ観てムーア眺めて足湯して居眠りしたり箱根の森に 2008.10.26
- 九十人お客を迎えノー・ギャラの入場無料コンサート終ゆ 2008.10.25
- 木曜のスーパーお安く割引でケータイ片手にお伴が日課 2008.10.24
- 四周年通ひ慣れたる日帰り湯三百円のビールは旨し 2008.10.23
- 誕生日ゴジラ松井も同じ日とテレビで知りぬ還暦の朝 2008.06.13
- モーツァルト十四歳のオペラ観る還暦前の雨の五月に 2008.05.07
- 音楽は世界への愛理由なく目的もなくたゞ聴き惚れてをり 2008.04.18
- ドン・ジョヴァンニは悪人なりや劫罰に堕ちし地獄の悦楽想ふ 2008.04.16
- スーパーに郷里の酒を見つけたり辛口なるを確かめて買ふ 2008.04.14
- 菩薩様観音様を拝み得て庭に御衣黄清しく咲けり 2008.04.05
- 右であれ左であれどわが祖国桜通りに雨降りつづく 2008.03.31
- 憧れて今は昔のサユリスト地上のことも夢のまた夢 2008.03.14
- 所有するなにものもなく愛恋の憶ひは持たず過ぎゆくは秋 2007.11.17
- 意味を求めてめぐりし後に 2007.09.27
- 俳句得て相場戦術考へてここに始まるわれの一日よ 2007.07.20
- なだらかにつづく坂なり飽かずしてのぼりて行かむアヂサヰの花 2007.06.10
- 海見れば遠き記憶の甦る遺伝子の神生命の連鎖 2007.05.06
- 権力と権威・強制嫌ひなり努力もせずにまた夏が来る 2007.05.05
- たひらかに生きる楽しみ直帰して夕刊見つつビールを飲めば 2007.03.22
- 愛といふ不可思議なもの胸に抱き喧騒の街今日も歩めり 2007.03.20
- 唐獅子木瓜の歌 2007.03.13
- カメラオヤジ注意報の歌 2007.03.10
- 男は血管、女は筋骨 2007.03.09
- 穏やかなニヒリスト@短歌写真 2007.03.06
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